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読書感想文⑭

読書感想文第14弾は『漫画 バビロン大富豪の教え』という本について書きます。

 漫画で描かれているので読みやすく、主人公バンシルとともに自身が成長するような感覚で読むことができます。

 まず「金持ち」の定義を考えさせられます。
 金持ちとは、「お金をたくさん持っている人」ではなく「お金の増やし方を知っている人」なのです。

 時代、国境をこえて通用する人間が幸福になるための心理が書かれています。この本には「黄金に愛される7つの道具」、「お金と幸福を生み出す5つの黄金法則」が紹介されています。

黄金に愛される7つの道具


1、収入の10分の1を貯金せよ
2、欲望に優先順位をつけよ
3、貯えた金に働かせよ←投資
4、危険や天敵から金を堅守せよ←その道に長けたものに相談
5、よりよきところに住め←住居への投資は心を豊かにする
6、今日から未来の生活に備えよ
7、自分こそ最大の資本にせよ

 バンシルは、「知識の前ではみな平等である」という言葉をヒントに大切なことに気づきます。
 金を持つ者と持たない者は「動いた者とそうでない者」であると
 やるしかないと感じました。大学生のバイトで稼げるお金なんてたかが知れてるかもしれない、でもその中で10分の1を貯金に回すことから始めます。
 このシーンで注目すべきなのは、バンシルは変なプライドを持たずにバビロン1のお金持ちであるアルカドの話を素直に聞き実践に移したことです。

 そこから3年に及ぶ旅に出たバンシルはアルカドにもらった知恵の袋の中に入っていた粘土板に書かれているお金と幸福を生み出す5つの黄金原則(7つの道具をさらに昇華させた心理)を実体験から学ぶことで理解を深めます。

お金と幸福を生み出す5つの黄金原則

1、家族と自分の将来のために収入の10分の1以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら喜んでやってくるだろう
2、黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば黄金は懸命に働くことだろう
3、黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳を傾ける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう
4、自分が理解していない商い、あるいは黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
5、非現実的な利益を出そうとしたり謀略的な甘い誘惑の言葉にのったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう

 バンシルは、この原則に沿って行動することでアルカドに認められるまで成長します。
 そんな中、アッシリアの攻撃によって両親とアルカドを失い、借金まみれになってしまいます。
 しかし、奴隷だった男ダバシアの話を聞いて立ち直り借金の返済、バビロニアの繁栄を目指します。

 最後に「なぜお金を持っているのに働くのか」という問いに対してバンシルは「感謝されるために働くのだ。お金は感謝をモノに変えただけのおまけである」と答えます。
 

 お金を持っているだけの孤独な人は幸せとは言えないというのには同感です。ただ、それはお金をたくさん稼いで初めて気づくことであり、そのお金を失った経験をしたバンシルだからこそ説得力があると思います。
 何もしていない状態から「お金では幸せになれない」と思い込むのは、最初から負けを認めているようで嫌なので、まずは大富豪を目指そうと思います。
 この本での書かれているのは、お金幸福を生み出す5つの原則です。
 「お金がある=幸せ」ではないかもしれないけど、お金と幸せは切っても切れない関係といえると思います。

 まずは、10分の1を貯金

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