「OEM」とは、自社ブランドの製造を外部の製造元に依頼する、業務委託取引の一種です。メーカーは発注元の商標(ブランド)で製品を製造するため、知的財産権の帰属や秘密保持について明確にしておきたいニーズが生じます。また、製造者と販売者が別であることから、製品への責任の分担についても、契約で確認される必要があります。そこで本記事では、サプリメント製造委託の事例によるOEM契約書のひな形を公開します。サプリメントのOEMの事例ですが、さまざまな製品に応用可能です。また、本事例は「基本契約」となっており、一回の取引だけでなく継続的な受注/発注(リピートオーダー)に適しています。
この契約書に含まれる条項
メールサポートについて
ひな形はカスタマイズして使う必要があります。下記のひな形も、名前や製品名を入れ替えるだけでもすぐに活用できるレベルの内容ではありますが、さらに特約を追加することで個別の事情に対応したり、自社が発注者か受注者かによってより有利な条件に変更することもできます。具体的な製品の性質(製品が具体的に何であるか)によっても、ニュアンスが変わってくることがあります。そこで、何か迷われた際はご相談いただけるように、専用のメールフォームを記事末尾に設定しています。些細な事でも構いませんので、ご連絡ください。
OEM契約書のひな形
以下が、OEM契約書のひな形です。すぐに編集にとりかかれるように、Wordファイルもダウンロード可能です。