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書くことで伴走したい

僕が契約書のあれこれをやっていて一番楽しいのは、ひな形をご購入いただいたお客さん達が「役に立った」とか、「使えてます」とか言って下さるようなとき。ようするに人に喜んでもらえたときです。

中小企業でもフリーランスでも、いまどきはさまざまなスモールビジネスの経営者の方がいらっしゃいますが、法務部なんてないことがほとんどなので、皆さん、全部ご自身でやったり、あるいは経理の方にまかせてはいても最後は社長さんがチェックしたりして、契約書に(多くの場合ひとりで)対応していらっしゃいます。

それでたとえば「今度、大手の会社と契約することになりました」みたいなタイミングで、相手の法務部とのやりとりがでてきて、契約書について悩まれたりします。

契約書には絶対的な正解がなく、大部分は「交渉」で(自由に)決まっていく世界なので、どんなに正しいものをつくっても折り合わないことがあります。相手の法務部からなにか言われることもありますし、あるいは自分でももっとこういう契約内容にしたいと思うけど、どう表現したらわからない、ということもあります。

契約書を作ること自体が初めてだと、「こういう条文で本当にいいんだろうか」とか、良いとわかってはいても「一応誰かに確認したい」、「誰かと相談して決めたい」ということもあるでしょう。

もちろん、情報があふれている世の中ですから、いまや契約書のことがまったくわからない、という方はほぼいないと思います。ネットで調べればどんな高度なことでも解説が尽くされており、知識だけならすでに十分に供給されているのです。

だから僕もこうして発信はしていますが、単に契約書の説明という意味なら、新たに僕が付け加えるべきことなんて、もはやほとんど無いと自覚しています。

でも、
ひとついえることは、ネットの情報では絶対にまかなえない部分があるということです。それは、いままさに悩んでいる「その人」に合った情報を個別に編集して、コミュニケーションのなかで悩みを解決するプロセスです。

いくら情報を検索したとしても、それだけではあなたに個別にカスタマイズされたフィードバックまでは得られないからです。

どんな契約も、パターン化はできるかもしれませんが、個々の事情はそれぞれ違うものです。契約に至るまでの背景や顛末があるはずだし、リスクも、こだわりも、一つとして同じものではないはず。

だから僕は、かかわらせていただいたお客さんに、その方のオリジナルなシチュエーションにとって最適な、納得できるノウハウを届けたい。書くことで専門家として伴走したい。

多くの人は、既にコースも分かっているし、ゴールも決めている。
だから自分ひとりでも「完走」はできるでしょう。

それでも伴走者がいることで、切り抜けられる道があると思うのです。



用途別の契約書のひな型をまとめています。あなたのビジネスにお役立てください。


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