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社宅を社員に貸すための契約書【シンプルひな形】

社宅使用契約書には多くのバリエーションが生まれますが、骨格を取り出せば、以下のようなシンプルなものになります。起案のたたき台や、ごく簡単な契約書がほしいときに活用してください。

           社宅の使用に関する契約書

株式会社○○○○(以下「甲」といいます。)は、借上住宅(甲が第三者から借り上げた住居、諸設備、駐車場等を含み、以下、「本件借上住宅」といいます。)の使用について、甲の社員である □□□□氏(以下「乙」といいます。)と、本日、次のとおり契約します。

第1条(入居)
甲は、乙に対して令和4年〇月〇〇日より、本件借上住宅に入居し使用することを承認します。

第2条(本件借上住宅の表示)
所在地 : 東京都杉並区〇〇 ▽-▽-▽ 〇〇〇マンション
建 物 : 鉄筋コンクリート造 地上7階建て 5階 〇〇〇号室
      約30平方メートル
駐車場 : 1台分
設 備 : 別紙に記載

第3条(借上住宅使用料)
乙は甲に対して、第2条の借上住宅を使用するに当たり毎月金〇万円を支払うものとします。ただし、使用期間が1カ月に満たない場合は、使用料は日割り計算とします。

第4条(支払方法)
乙は、毎月甲が乙に支払う給与額より、給与が支払われる都度社宅使用料を控除する事を承諾します。

第5条(社宅使用料の計算)
乙は、甲が支払う家賃、共益費、駐車場の支払合計金額(消費税含む)の〇〇%(月額金〇万円)を、本件借上住宅における社宅使用料として、甲に対し支払うものとします。

第6条(借上住宅の使用)
乙は、本件借上住宅に入居後は、本件借上住宅にかかる諸規則に厳格に従い、常に自己の責任と注意をもって本件借上住居を使用し、清潔かつ平穏に維持管理するものとします。

第7条(借上住宅の使用期間)
本件借上住宅は、乙の在職期間中に限り使用ができるものとします。
2 乙は、甲を退職する時又は甲より転任の辞令を受けた時は、当該退職又は転任の日から2週間以内に、本件借上住宅を甲に明け渡さなければならないものとします。但し、2週間以内に明け渡しが困難な事情のあるときはは、あらかじめ甲乙協議の上、明け渡しまでの期間を定めるものとします。

第8条(修理費)
甲は、本件借上住宅の修理等に関する事項について、本件借上住宅の所有者と甲が締結した賃貸借契約に記載された項目を乙に提示及び説明するものとし、乙はこれを順守するものとします。但し、乙が故意又は過失により本件借上住宅を破損した場合は、すべて乙の負担により原状回復しなければならないものとします。

上記契約の成立を証するため、本書2通を作成し、署名捺印のうえ各1通を互いに保持します。

令和4年●●月●●日

甲 : 東京都新宿区〇〇〇
   株式会社○○○○
   代表取締役 ○○○○
乙 : 〇〇県〇〇〇市▽▽▽
   □□□□

社宅使用契約書のひな形/竹永行政書士事務所


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