【いとへんの旅】秋田・羽後町 藍染の踊り衣装とイケオジ職人さん
日本各地の布や衣服をめぐる「いとへんの旅」
盆踊りの衣装をたずねて秋田・羽後町の西馬音内を旅しています。
わたしが旅をしたのは西馬音内盆踊り(8月16日〜18日)の当日ではなく、その前に行われる衣装の虫干しイベント「藍と端縫いまつり」(毎年8月の第1日曜日に開催)です。
この「藍と端縫いまつり」では、盆踊りの前に集落の各家庭(各店舗)に盆踊り衣装が展示されていて、自由に観てまわることができます。
西馬音内盆踊りには「端縫い衣装」と「藍染の衣装」があります。端縫い衣装は編み笠を被りますが、顔を隠すものにはもうひとつ彦三頭巾というものがあって、この頭巾を被るときの衣装は「藍染の衣装」なのだそうです。
この藍染の踊り衣装も、風情があってまたいいものです。鮮やかな藍の色は日本の町並みに映えます。
そしてこの旅では、その藍染衣装をつくるかっこいいイケオジ職人さんとの出会いもありました。
今回は藍染の衣装を中心に、「藍と端縫いまつり」のようすをお伝えします。「藍と端縫いまつり」のために盆踊り会館で行われた西馬音内盆踊りの定期公演も観てきましたよ。
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