- 運営しているクリエイター
記事一覧
パンが食べられないのなら、ドレスを作ればいいじゃない! #創作大賞2024
ドレスデザイナーになるにはどうしたらいいですか? どこで学べばいいのですか? そんな質問を最近受けるようになった。
だけどわたしはいわゆる「フツー」の道を歩んでここまできていない。それどころか、中学生のときの家庭科の成績もひどかった。ここだけの話なのだけど、10段階評価でなんと2だった。そんなわたしが、いったいどうしてウェディングドレスを作れるようになったのか。
そこには、娘の存在が大き
いっしょにワクワクしてくれてありがとう
何がうれしいってやっぱり、新しくウェディングドレスのリメイクのお問い合わせがあったとき。
もちろん、お仕事をいただけるってことがとってもありがたいし、うれしいんだけど、
まずその前に「次はどんなドレスなんだろう〜」ってワクワクする気持ちがいちばん最初に来る。だって世の中にはひとつとして同じドレスがないんだもん。だから次はどんなドレスが来るのか、う〜ん、楽しみ、早く見てみた〜い! って、子どもみ
旅するウェディングドレス、チェコへ。
キューバ、チェコ、マルタ島、ロンドン…。
これらはわたしがつくったドレスが旅した場所。それはもはやわたしが旅したとは言えないだろうか。言えないか。
でも気持ちはいっしょに旅するような気持ちで花嫁さまとドレスを送り出している。心をこめてつくったドレスが世界中を旅している。そう考えただけでうれしい。わくわくする。わたしの旅するドレスたち。
旅するドレスドレスをつくる仕事をしているわたしは無類の旅
こぎんドレスで青森に呼ばれたかも?
「今年はもう5パーセント終わったんだってツイッター(X)で流れてきました!」
そんな知り合いの声にびっくりしていた1月20日、大寒の日。
そうかもう5パーセントたったのか、と思いつつも、まだ5パーセントしかたっていないのに、ともわたしは思っていた。
そう、今年が始まってまだ20日しか経っていないのに、早くも今年の目標がひとつが動き始めた。
年末年始に(手書きの)日記に書いていたわたしの目標
レースを縫いつけ終わるころには
10月末にインフルエンザにかかってから、なかなか体力が戻らなかった。
熱が下がってからも微熱が続き、頭痛が続いていた。ようやく治ってからも、どうもしゃっきりしないというか、やたらと眠くなったり、疲れやすくなっていた。
そうなってくると人間よろしくない。
自己肯定感がだだ下がり。見なくてもいいSNSを見てしまって、みんながバリバリと仕事をこなしているのを見て意味もなく落ち込んだり、だれもわたし
流行は進化しながらくりかえす? ドレスのリメイクで感じる時代のうつりかわり
この記事はメンバーシップ限定記事ですが、ほとんど読めます。(最後、ちょっとした個人的な近況報告のみ限定記事にしています)
さて、わたしはウェディングドレスのお仕立てとリメイクの仕事をしています。最近ではリメイクの仕事が増えてきてうれしいです。
なかでもわたしがとくに大切にしている仕事のひとつが、「お母さまのウェディングドレスのリメイク」です。かつてお母さまが結婚式に着られたウェディングドレスを
ドレスをつくること、そして書くことについて
わたしの本業はウェディングドレスの仕立て屋ですが、今後、文章を書くこともお仕事としてやってみたいと思い、お仕事依頼としてこの記事を書いています。
文藝春秋×noteで開催されたSDGsエッセイコンテスト #未来のためにできること でグランプリを受賞しました。
文藝春秋1月号にエッセイが掲載されます。
自己紹介わたしは神戸のちいさなアトリエでドレスのお仕立て、リメイクとお直しをしています。
ウェディングドレスをリメイクするということ
「ほんとうは、あまり変えたくはないんです」
最初に花嫁さまはそうおっしゃった。
お母さまのウェディングドレスをリメイクしてほしいとアトリエにこられた花嫁さまだ。リメイクしてほしいのに変えたくないとは、一体どういうことなんだろう。
ウェディングドレスをリメイクするという仕事わたしは神戸の小さなアトリエで、ウェディングドレスのお仕立てとお直しをしている。最近は環境問題への意識からか、ドレスのお直し
ただ美しいドレスをつくる #未来のためにできること
【文藝春秋SDGsエッセイコンテスト#未来のためにできること グランプリ受賞作品】
わたしが未来のためにできることは、ただ美しいドレスをつくること。
わたしは神戸のちいさなアトリエで、ウェディングドレスの仕立て屋をしている。最近ではSDGsの影響もあり、お直しやリメイクへの関心が増えてきたように思う。古いヴィンテージドレスをお直しすることもあるし、お母さまのドレスを花嫁さまのためにリメイク