家を建てるときは?

いま現在、経営メンバーでは、将来NEXTを「既存の塾とは異なる次元の低価格・高品質・高収益性」の教育機関にすべく、
どうしたらよいか考えているところです。

前にも、みなさんにお話しましたが、学習塾の業界は年収が低いのです。
この金額では、優秀な人はなかなか民間教育の分野に関わりを持ちにくいように思います。

当社は、後発の企業ですし、先行する他社と同じことをしていても絶対に勝てません。
だからこそ、収入はもちろんのこと、これだけ払っても収益が出ること、そしてお客様から見れば安価であること、
この相反するいくつかの条件をクリアする必要があります。
「ブレイクスルー」というやつです。
既存のやり方ではこれらの条件は達成できませんから、全く異なる発想が必要です。

さて、少し本題から逸れましたが、もうひとつ本題から逸れる話をしたいと思います。(ちゃんと本題と関係しているのですが…)

私が起業を決意したのは、大学2年生のことです。
それまで教師になろうとしていましたが、民間教育の分野で食べていくことを考えるようになりました。
起業しようとする=社長になるということですから、
幸い早くから「優れた経営者になるためには、どんな知識(経験)が必要か」を考え大学生活を送りました。
だからこそ、授業の中でも、これは将来自分の会社でやりたいと思ったことは、非常に強く記憶に残っています。
設計図があるからこそ、どう活かすか、何をすべきか考えながら過ごせるというものです。

何を言いたいかというと、冒頭にあるように、
家を建てようと思えば、人はまず「設計図」を描くはずです。
これは、個人レベルでも同じ。
自分がどうやって生きていくか、どう会社や社会に貢献すべきかは設計しておかなければ、限られた時間を浪費してしまいます。
それどころか、すぐれた家は建ちませんよね。
もちろん会社レベルでも同じ。
会社も、遠くに高い目標を掲げるからこそ、いまの現状に問題意識を持つことができます。
音楽のド素人に、高いバイオリンと安いバイオリンの違いがわからないように、
目標がない、もしくは低い人・組織には、現状の問題点に気づくきっかけは訪れないのです。

アソシエイトのみなさんは、これから将来いろいろな道があるはずです。
その中で、いまの経験を将来の家づくりにどう活かすか考えてみてください。
そして経営メンバーも、低いレベルで物事を見て「よしよし」ではなく、
大手や業界リーダーを見て、自社と比較する目を持ちたいものです。

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