ウルトラマンタイガ 第18話「新しき世界のために」

本話は『テロール教授の怪しい授業』に通じるものがある。
本作では地球人は排他的な種族である。本作での異星人問題は、少数民族問題の暗喩である。
電車のミニチュアを使用した特撮やラーメン屋の特撮は非常に見応えがあった。
バット星人である小森とピット星人である水野は元々地球でひっそりと暮らす一方で、疎外感を抱いていた。当然、この件はベムラーを操ったフック星人にも当てはまる。
小森と水野が借りた部屋、および、ホマレと小森の会話は60~70年代を連想させる。
霧崎(トレギア)は、こうした小森(やフック星人)の心の隙間に入り込んで、彼(ら)を革命闘士に仕立て上げた。目的は、ヒロユキに対する嫌がらせである。
東映特撮、特にスーパー戦隊の世界なら、小森と水野らは地球人と気軽に共存できたであろう。
ゼットンは強いとはいえ、只のやられ役。
ホマレはヒロユキとタイガの関係に気付いたようである?
霧崎(トレギア)は余裕がなくなったせいか、ホマレに直接重傷を負わせた。
マンダリンジュースはメフィラス星で流行した。なお、このジュースを地球人は飲めないらしい。
ヴィラン・ギルドはミネラル・ウォーター「美蘭水」も販売しているようである。

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