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うんこ

羽目を外しすぎた8月10日のバーベキューの疲れで三日寝こんで、目を覚ますと、8月13日になっていた。

窓の外を見ると、今にも夕立が降りそうな、怪しい雲行きの中、セミたちが大声で叫んでいる。

先には、コロナ禍での就活というどんよりとした雲が見える。セミの姿に自分を重ねる。

にしても、バーベキューではハメを外しすぎた。でも致し方ないだろう。大好きな高校のサッカー部のみんなと過ごせる最後の夏なんだから。

僕は浪人してるから、大学生としての夏はもう一年ある。でも、この人たちがいない夏はもう夏じゃねぇ。彼らが大学最後の夏なら、僕にとっても最後の夏だ。

さて、ハメを外した話にもどるけど、いわゆる典型的な大学生のハメの外し方をした。
昼間外でバーベキューして飲んではしゃいで、そのまま飲みに行って潰れて、財布盗まれて、二日酔いして、夏バテして三日間寝込んだ。

親に見せる顔もない。
でも線路に落ちないで命あるだけで感謝だし、120%の力でではしゃいだお陰で、なんとなくそれまでモヤモヤ抱えてた嫌な感じは全部なくなった。


全力で楽しんだ後、ハメを外しすぎて、萎えて、体調悪くなって、、、でも徐々に日常に戻っていく感じが、僕を、罪悪感とノスタルジックと寂しさと、その他もろもろが入り混じった何とも言えない感情にさせる。

今後就活で疲れてきた頃に、このハメ外しすぎたときの写真を振り返るのが本当に楽しみだ。思い出は、振り返る時が1番輝いている。ハメを外させてくれたみんなと一生付き合っていたい。でも次からはお酒は程々にしたいかな。笑

最後に、大声では言えないけど、ハメを外しすぎた僕は、最寄りの駅で、うんこを漏らした。
頭がクラクラするなか、明け方4時になんとか家にたどり着いて、うんこ付きのズボンを1人洗う時間ほど惨めなものはない。いっそ近くの小学生にうんこ漏らしたーーー!っていじってもらった方がうんこも僕も報われる。
学生のうちに体験できる最悪の事態を経験することができた。

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