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ガーリーなホテルをハックする(3/5泊目)

経緯、および1泊目が気になる方はこちらから

ホテルハック第二弾(第一弾はカプセルホテル)の「ガーリーなホテル」、2泊目は入り口、フロント、スタッフについてまとめていきました。

3泊目、ちょっとだけビジネス寄りに色々と考えてみようと思います。予想ターゲットと実態についてです。

1-1.ターゲットは誰か?

・女性
・20〜30代、50代独身
・フランス、イタリア雑貨が好き
・ただあくまでアンティーク調に限る
・オードリーヘップバーンが好き
・小悪魔的なアイテムに弱い
・犬よりは猫派
・多分魔女の宅急便が好き
・お部屋で優雅に過ごしたいと言っている
・でも実際は外には遊びに行きたい
・好きな色はピンク

1-2.実際の顧客はどうか(出くわした範囲ですが)

・出張先が近い30代男性(私)
・フロントでテレビカードについて「映画見放題なんですね」と喜んでいたおじ様
・おそらくヨーロッパ方面から来られた女性数名
・怪しげな20代カップル
・目力の強い50代女性
・ピンクのソファに座っていた巨漢の外国人男性30代

ということで他の宿泊客は知りませんが、何とも異なる感じの方が集まっている感じでした。もともと建物自体は少し古く、部屋はどうしても自然光が入らないことから薄暗いということもあって、改装費云々よりも各種グッズをアンティーク調で揃えることで雰囲気を出し、建物自体の古さをプラスの方向に変えたのかなという印象です。

ただ、立地が良い(駅から近い、ビジネス街)ということで、ホテルのイメージから想定される顧客像とは異なる方々が利用に来ているのかな、という印象を受けました。こういうミスマッチはホテルに限らずいろんなサービスにてあることだと思います。前提条件としていくつかの要素がある中で(特にホテルだと立地がでかい)、どの要素が一番影響力が強いのか、というポイント・優先順位を間違えたのかなと。それでもレビュー上では評価も高く、実際に便利なスポットであることには変わりありませんので、結果としてアイテムを揃えることでそれが一応付加価値として成立し、単価を上げることができているなら結果としてOK?という判断なのかもしれません。

2-1.ターゲットユーザーにマッチしたサービスとは?

・「ここに泊まっているんだ〜」と友達に自慢できる写真映えさ
・部屋の小物1つ1つが歴史があるもののように感じる演出
・執事に迎え入れられるようなスタッフの対応
・可愛い空間
・お姫様気分が味わえる部屋

2-2.実際のサービスはどうか?

これは、一泊目二泊目でも書きましたが、外見的な部分、家具などは上記ターゲットに沿ったものが正しいということであればマッチしていると言って良いのかなと思いました。スタッフの方々も非常に丁寧で、逆に丁寧過ぎて戸惑うくらい(カプセルホテルとは違う)ですので、お姫様気分は体験できるという点では評価は高いです。

ただ、シャンプー、リンス、ボディーソープに関してはちょーっと配慮が足りないかなーという印象でした。基本的に小さな袋に入ったいわゆる試供品サイズのものが置かれているのですが、これがなぜかわかりませんが、異様に開けづらいんです。

男の私でも結構力が必要でしたので、おそらくですが女性の方だとまず開けることができないと思います。某化粧品メーカーさんのものなのでおそらく何かしらで提供を受けているのだとは思いますが、それであればそのメーカーさんはもう少し袋自体の研究にも力を入れた方が良いかもしれませんね。体験の一連の流れで最後寝る前のシャワータイムに気分が落ちるという非常に残念な結果になってしまいますので。

そして、自分もまさかそのポイントがここまで気になるとは思いませんでした。それくらい「実は1日の良し悪しを判断する重要なアクション」だったのかもしれません。ここを見逃すと非常に惜しい結果になりますね。

顧客の動きを実際に再現してみる、自らが同じ立場になってみると本当に世の中にはペインだらけですね。まだまだ改善の余地だらけのようですし、ビジネスチャンスも転がりまくってるんでしょうね。

引き続きアンテナ貼って過ごしてみます。

まだ、気持ちはガーリーにはなっていません。


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