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イベントレポート:テクノロジーがもたらす働き方の可能性~自社にとって最適な働き方とは何か?~

書こう書こうと思っていながら書けていなかった8月のイベントレポート、というか自身の登壇内容についてのまとめを書きます。

【概要】
2018年8月20日に福岡で開催されたSansan様主催の「テクノロジーがもたらす働き方の可能性~自社にとって最適な働き方とは何か?~」にて登壇させていただいた内容です。働き方改革というものをより具体的に分解した上でまず変わる必要がある職種は何なのかをフォーカスさせてもらいました。


登壇した資料が以下です。順を追って見ていただければ基本的には内容の全てが分かるようになっていますが、その中でも「本当の意味で働き方を改革するとは?」というところにポイントを絞って、この記事に記載していこうと考えています。

資料後半の内容は今回の内容からは割愛させてもらいます。
(当社としては重要なポイントなのでご覧にはなっていただきたいですがw)



当社はどんな働き方をしているのか?

当社ではリモートワークとフレックスタイムを制度として採用しています。ただ、あくまで業務に支障をきたさないようにということで、事前に申請することを前提にはしています。(まだ完全にノールックにまでは踏み切れていません)

リモートワークとフレックスタイム、最近ではそんなに珍しくない、いわゆる分かりやすい「働き方改革」の施策かなと思っていますが、多くの企業様(地方だとより)で、制度自体はあっても結局誰も実行しない、うまく運用ができない、ということがあるようです。


なぜ、多くの企業で上手くいかないのか?

ポイントはここだと思っています。リモートワークやフレックスタイムって働き方を変えようとする人が申請するわけなんですが、もう1カテゴリー存在して、それによって働き方が変わっちゃう人たちが一定数いるんです。

<主に働き方が変わっちゃう人たち>
・デスクで見張っていれば良かった直属の上司
・見張っていろと言えば良かった直属の上司の上司
・デスクに座っていれば許してもらえた直属の部下

この人たちからして見ると、困るわけです。自分たちが変わらないといけなくなるので。「勘弁してくださいよー」な状態なわけです。

こうなってくると「申請することが悪」という空気になってくるんですね。
有給取りづらい問題と似たようなもんです。


本当に大切なことは何なのか?

色んなところで話されている働き方改革の施策が良い悪いは置いといて、本当の意味で働き方を改革するというのは、ここまで整って初めて成立するんじゃないかと考えています。


"遠慮なく選択できる"ために必要なこと

これは至ってシンプルでして、

1.受け入れる企業姿勢を構築する
→まさに、言うは易く行うは難し、な部分ですが、こればっかりはトップの考えが変わるしかないのかなと。

2.申請者と承認者の信頼関係強化
→当社では1on1とか部活制度とか定期的にざっくばらんにコミュニケーションを取ることが出来る場を設けています。

3.役職者が積極的に活用する
→フェイスブックのマーク・ザッカーバーグによる育休やサイボウズの青野社長の育休のように積極的に役職者が制度を活用していくことが一番他メンバーの利用ハードルを下げることになるのかなと。

の3点かなと考えています。(「信頼関係」という一言にまとめても良かったのですが、、、)


双方揃って初めて成立する

アプローチの順番としては、

1.現状の課題をしっかりと見極める
2.課題ごとの解決策を洗い出す(適切な手段)
3.考えられるリスクとそのリスクへの対応策を考えておく
4.正式に制度として認める(社内合意の下)
5.OKと決めたのであれば、しっかりと向き合い許容していく(受け皿)
6.その中で問題がある、もしくはヒヤッとするような施策があれば中止も検討する

という流れかなと思います。当然「3.」と「6.」の機能も重要です。
大切なのは無条件で否定・却下をするのではなく、考え抜いた上での制度であればまずは信じて運用してみる、ということですかね。

といった話をさせていただきました。まだまだこの「働き方改革」という言葉においては課題が山積みかとは思いますが、いずれにせよ、働く人たちが幸せになれる、幸せになることを選択できる形に仕組みを整えていく必要があるなと考えています。

自分たちはその中でも「営業」という領域に携わる人たちを幸せにできるようにテクノロジーで営業のあり方を変えていく、進化させていく、ということ引き続き追いかけていけたらなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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