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良いチームとは?

チームリーダー、マネージャーさらにはメンバーにおすすめ

良いチームとは?

良いチームとは、以下の5つが明確である。
①目標設定
②人員選定
③コミュニケーション
④意思決定
⑤エンゲージメント

「THE TEAM」 著者:麻野耕司

具体的に良いチームを作るには?

特に私が着目したのは、①と③です。

①目標設定では、目標は3つに分解する事ができるとあります。
1.意義目標は、最終的に実現したい抽象的な状態
 例えば、顧客の問題をより多く解決する。など
2.成果目標は、チームとしての具体的な成果
 例えば、昨年比、粗利2倍を達成する。など
3.行動目標は、メンバーが取り組むべき具体的な行動の方向性
 例えば、ターゲット業種に応じて販売方法を変える。など

1、2、3はメンバーの能力よって設定する必要がある。3はより具体的な行動を示しているが、1は意義で行動にまで示されていない。よって、意義目標を設定する事でメンバー1人1人が考えて行動する必要がある。

では、メンバーの能力が低いから1だけを設定すればいいか?というと、そうではない。行動、売上を達成した先にどんな事があるのかを考えていないと、メンバーが考えなくなり単純な作業者にってしまいます。そのため、意義目標→成果目標→行動目標という順で考える必要があるとあります。

③コミュニケーションでは、心理的安全を作る事が必要である。心理的安全には4つの不安を取り除く事が必要である。
 
1.無知だと思われる不安
不安状態:こんな事も知らないのかと言われるかも
安心状態:なんでも聞いていいんだ
2.無能だと思われる不安
不安状態:こんな事もできないのかと言われるかも
安心状態:間違ってもいいんだ
3.邪魔だと思われる不安
不安状態:今のいう必要あったと言われるかも
安心状態:なんでも言っていいんだ
4.批判的だと思われる不安
不安状態:それは違うでしょと言われるかも
安心状態:みんなと違っていいんだ

たしかに、仲がいい上司や先輩ってなんでも言えたりする関係じゃないですか?それって4つがすべて取り除かれている状態じゃないかと私は思います。

仲が良くなれという話ではなく、不安だと思わせているなら不安を取り除く事(相手を理解すること)から始めたらいいです。

たわいもない話から始めるべきです。例えば、最近のハマってるアプリやニュース、音楽教えてなど、なんでもいいと思います。

また、何かに悩んでいるようであれば自分の失敗談を話してみるなど、相手を理解することで不安が取り除かれ、この人はこういう考え方やこういう経歴があるんだと色々気づく事ができます。

相手を理解することが一番の近道だと思います。

終わりに

今回はさわりの部分をお話ししましたが、「THE TEAM」では、チームを4つのスポーツに例えたり、チームによってコミュニケーションの頻度が違うなどいろいろな法則が書いてあります。気になる方はぜひ見てください。

結局は、環境や人との接する頻度でコミュニケーションなどを変えてチーム作りをする事で、1+1=3や4それ以上になるチームが作れるという事がわかりました。


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