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Oberon:「A Midsummer's Night Dream」デラックス盤の雑感。

70年代の洋楽を聴くようになってから、少しだけですが自主制作系フォークなんかも聴くようになりました( UωU)
(自分がフォークを聴くようになったのは間違いなくメロウ・キャンドル「抱擁の歌」が原因だと思います)

初めてきちんと聴いたフォークがコレだった故か、自分は”非商業路線寄りなフォーク・バンド”を好む割合が多い気がします。

今回取り上げるオベロンもそのひとつで発表アルバムは1作品のみ、且つ99枚だけのプライベート・プレスというレア盤でした(自分が初めて聴いたのはAudio Archivesから出されたCD盤)。初めて聴いたときは「Robin Clutterbuckのやたらジェントルメンな歌声が苦手だなぁ…」とちょっと敬遠していました。

けれども楽曲自体のノリや雰囲気を結構気に入っていたのも事実で、2014年にスペインにある復刻専門レーベルGuerssenのレア音源特化サブレーベル(と言えばいいのかここは?)Sommorから元メンバーJeremy Birchallによるライセンスの基での正規CD化SOMMCD018)がされた際にはあまり抵抗感はなくなっていました(苦笑)
(このSommor盤、ブックレットに元メンバーへのインタビューが収録されており今回のデラックス盤よりも資料としての価値は高いです)
それから7年後の今になって、急に50周年デラックス盤(Grapefruit Records: CRSEG090D、最近この手の〇〇周年盤が多いですね/笑)が出ることになりました。50周年という事で、2010年にこれまたプライベート・プレスで発売されていた”1971年に行ったライヴ”も併せて収録、という内容。

ライヴ音源はきちんとしたライン録りではなく”空録り”だがそこまで音質は悪くない、自分たちで後に聴き返す用にマイクを立てて拾っている感じです。あとライヴは男性ボーカルのみで紅一点の女性ボーカルは無しです。
スタジオ・アルバムでのフルート・ソロはドビュッシーの『シランクス L.129』を演奏していたが、ライヴではプーランク『フルート・ソナタ FP 164』からの楽曲を披露している。

アルバム・タイトル通りになんとなく夜に聴きたくなる雰囲気の作品。レーベルで早くも欠品扱いになっているのは、やはりレアなライヴ音源とのセットだからだろうか…?( UωU)


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