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自#040|爺さんはシニアか?(自由note)

「今秋以降に予定される大学の総合型選抜と学校推薦型選抜について、文部科学省は新型コロナウィルスの影響を踏まえ、面接をオンラインで行うなどの配慮や工夫をするよう全国の国公私立大学に通知した」と云う記事を読みました。

 2021年度入試から、AOは「総合型選抜」に、推薦は「学校推薦型選抜」に名称が変わりました。後者はともかく、前者は、別にAOでいいじゃんと、普通に思いますが、学力評価が必須になるので、これまでのAOとは違うと、明確にしておきたいと云うことだろうと推測できます。

 文系は、ポートフォーリオ等で、ある程度、実績を示すことが可能ですが(文系の全国大会である総文祭の出場者は、前年度の11月~1月くらいの地区大会で、決定済みです)体育系部活については、高3の1学期に地区大会、その後の夏休みにインターハイの予定でしたが、それが、そっくりなくなっているので「えっ、いったいどう云う風に評価するんだろう?」とは思います。新聞には、「生徒のスポーツ実技を撮影した動画の提出」などと書いてあります。いや、そんなもので、生徒の実力が測れる筈ないじゃんと、まあ普通に思います。野球に関しては、甲子園をやるか、やらないかまだ決まってません。高体連の部活が中止なので、やらないのが流れだとは思いますが、全試合テレビ放映されて、他部活とは、扱いがまったく違う大会ですから、慎重に様子を見ているんだろうと、想像できます。が、早く決めてあげないと、生徒自身が困ります。中止だったら、即座に受験勉強に、切り替えなければいけません。

 アメトークの高校野球芸人に、必ず出ている、いけだてつやさんは「リモートトレーニングの動画を見るのが面白い」と、雑誌のインタビューに答えています。高校野球の有力校の監督は、どうやらZoomなどを使って、リモート指導をしているらしいです。部員限定公開のYou Tubeで、監督が事務連絡、注意伝達、アドバイスなどを、行ったりもしているそうです。夏の甲子園があると云う前提で、有力校は積極的に動いているわけです。

 もう私は、リタイアしてしまいましたが、バンドの有力校は、どうしてるんだろうと、ふと思ってしまいました。バンドの練習こそ、リモートで、実施できます。通信速度にズレがあるでしょうから、一斉にアンサンブルをすると云うことは、難しいかもしれませんが、各人がクリック(メトロノーム)を使ってテンポを合わせておいて、バンドリーダーや顧問が、各パートの演奏を同期させて、アンサンブル演奏を組み立てると云うことは、普通にできます。曲作りでしたら、Zoomなどを使わず、メールのやり取りでも、簡単にできてしまいます。大阪の有力校の軽音部は、間違いなく、リモート練習をしています。東京も、やってそうな気がします。ちなみに、総文連の大会は、オンラインで実施されます。将棋や囲碁は、対戦ゲームですが、スポーツと違い、直接ぶつかる必要はないので、実施できます。総文連のすべての部門は、オンラインで、大会を実施することが可能です。

「シニアの健康維持1日8個の目標」と云う新聞記事を読みました。いったい幾つから、シニアなんだと云うそもそもの疑問もあります。立川のシネマは、去年の4月から、60歳以上1100円だったシニア割り引きを、いきなり70歳以上に引き上げてしまいました。立川のシネマ的には、70歳以上がシニアです。従来は、60歳以上がシニアだと云うコンセンサスがあった筈です。が、60歳じゃ、まだシニアと言われたくないと云う人も、多そうです。私もシニアと言われたことはありません。60歳前後から、生徒たちは、私のことを爺さんと呼んでいました。爺さんはシニアか? 何か概念の種類が違うような気もします。良く解りませんが、新聞に掲載されている東京都健康長寿医療センターの発表した、8個の目標は、字がちっちゃ過ぎて読めません。私は、バリバリのシニアですから、当然、ルーペを持っています。ルーペはシニアの必需品です。

 日付の確認と云う項目があります。今日の日付と天気を確認して声に出して読み上げる。今日は、○年の○月の○日の○曜日、天気は晴れ・・・みたいなことを言うわけです。
 あーんー体操と云うプログラムもあります。ゆっくり大きく口を開け「あー」と言う。しっかり口を閉じ、口の両端に力を入れて、舌を上あごに押しつけて、奥歯を噛み「んー」と言う。コレ、何か意味ある? と、はなはだ懐疑的になってしまいました。
 背伸びの項目は、両手を組んで背伸びをし10数える。そのまま右に体を通して、10数える。反対側も同様に。まあ、別に悪くはないと思いますが、これで、鉄棒の懸垂とか、できるようになるんかい? と、突っ込みたくはなります。
 水分補給の項目は、1日あたりお茶や水などの水分をコップ8~10杯飲む。私は、紅茶好きで、紅茶は毎日、飲みます。利尿作用はありますが、水分補給には、紅茶は役立ちません。それに、コップ8~10杯も飲む必要はないとも思います。
 タンパク質摂取の項目は、一日あたり肉、魚、卵、大豆製品、乳製品を、それぞれ片方の手のひらに乗る程度の量を目安に食べる。片方の手のひらに乗る程度とか、アバウト過ぎて、まったく分量が解りません。ルーペ使って、丁寧に読んだのに、正直、「はぁ?」って感じでした。

 私が、人から聞いたアドバイスですと、「鉄棒にぶら下がって、その後、懸垂をする」は、間違いなく役に立ちました。最初は、1ミリも身体は持ち上がらなかったんですが、最近は、コンスタントに5、6回、懸垂ができるようになりました。見た目、筋肉はまったくついてません。が、筋力は、間違いなくつきました。私の足元に、ルーブル美術館全集が並んでいます。この1冊を、ひょいと持ち上げて、机に置かないで、手に持ったままページを捲ることができるようになりました。すごいです。小平市のK高校に勤めていた時、このルーブル全集が図書室にあって、立ったまま手で持って、ページを捲っていました。つまり、K高校に勤めていた頃の40歳半ばくらいの筋力を取り戻したんです。「筋トレも筋肉も裏切らない」、マニュアル本で、何回も見たキャッチフレーズを、自分自身の実践によって確かめることができました。テレワークになってからの最大の収穫は、筋力がついたことだと思っています。


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