なんだか恋しくなる味。小平精肉店

「昔は、学校帰りなんかに子どもたちがハムカツとか買って帰ってたよー。その頃は、ひとつ20円くらいだったかなぁ」。

今でも、大好物はハムカツなんていう地元の人も多いそうです。

小平勝司さんが小平精肉店を始めたのは昭和48年。畜産業を営んでいたお父さんの勧めで始め、最初はあんまり乗り気じゃなかったはずが今年でなんと早48年。高山村唯一のお肉屋さんです。

揚げ物は、今でもよく出ていて油はラードを使って揚げているそうです。
「不思議なもんで、唐揚げの多い日は唐揚げばっかり。カツの日はカツばっかり。お客さんがみんなして今日なに食べようかな。って相談してるんじゃないかって」思う日もあるそうです。
注文を受けてから揚げてくれるのでいつでも揚げたて。
ヒレカツ　コロッケ　メンチ　などが人気です。

牛・豚肉は、基本的に群馬県産。鳥は、岩手などの東北のお肉を仕入れています。特に選り好みはしませんが、なぜだか美味しい小平さん家のお肉。
筋をなべくとって、カツには筋切りをしたり
食べる人たちの口当たりが良いように心がけているそうで、
そんな心遣いに小平さんの人柄が垣間見れました。

陽が落ちる前には、常連さんが揚げ物やお肉を買いに（おしゃべりしに）
ぽつりぽつりと訪れます。
高山村の給食に出てくるお肉は小平精肉店のお肉。
小さい頃からなじみのお肉は、ふと食べたくなる時も一緒で
同じ日の夕食に、唐揚げだったりカツだったりが献立になるのかもしれません。

小平精肉店のお休みは、月曜日。お休みの日にどうしても食べたくなったらお食事処扇屋さんで、小平さんのお肉でつくったお食事に出会えます。お近くにお越しの際、気が向いたらお立ち寄りください。

小平精肉店
住所：群馬県吾妻郡高山村中山388
電話：0279-63-2417
営業時間：8:30～19:00
定休日：月曜日