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安定したリズムパターンが叩けるようになる、電子ドラム活用方法3つ


こんにちは、加藤ショウゴです。

ドラムを始められて、叩けるフレーズが増えてきたけど、いざ、バンドで叩くと、ハシったり、モタったりしてしまうことがあります。

ストロークが安定していないことや、自分が思っているより、フットペダルの踏み込みが遅いなど、色々な原因が考えられます。

今回は、電子ドラムを活用して、安定したリズムパターンが叩けるようになる練習方法について、説明します。

実は、このような練習に、電子ドラムは最適です。

ここで使う、ローランドの電子ドラム『TD‐1』に内蔵されたコーチ機能は、基礎力向上に役立ちます。

手頃な電子ドラムでも、充分な練習ができますので、ぜひ参考にしてみて下さい。


なぜ、電子ドラムなのか。

まず、今回使う機材は、持ち運びができる電子ドラム、ローランドの「TD‐1KPX2」です。

搭載されているモジュールの『TD1』は、ローランドのVドラムの下位モデルではありますが、逆にシンプルな分、シビアな練習に最適です。

アコースティックドラムの音色には、当然「倍音」が混じります。

倍音は、ドラムのサウンドには、とても大事な要素となりますが、シビアに練習することを考えると、ちょっと邪魔です。

『TD‐1』は、その点では、スッキリした音色で練習できるので、オススメです。

あと、アコースティックドラムでは、録音したり、それを確認するのも、手間がかかります。

その点も、『TD‐1』には、コーチモードが内蔵されているので、それを活用することで、効率よく練習ができます。

『TD‐1』には、10のコーチモードメニューを用意しています。

コーチモードは、『TD‐1』のセレクトボタンから、「Coach」を選ぶと使えます。

ここでは、3つの機能を使って、練習を進めていきます。


①タイムチェック機能を使う

まずは、タイムチェック機能を使ってみましょう。

ジャストに叩く感覚を、視覚的に見ることができます。

タイムチェック機能は、簡単なモードの<C-1>、難しいモードの<C-2>から選べます。

精度を上げるなら、<C-2>がオススメです。

細かいリズムパターンでなく、シンプルなパターンで空間を捉える練習すると効果的です。

大事なことは、左手の振り上げと、右足の踏み込みのタイミングです。

ポイントは、点で見るのではなく、「空間」を捉えることです。

左手を振り上げたり、右足を踏み込んだりの動作を、均等なタイミングで、安定的にできれば、点の拍を捉えやすくなるはずです。

スタジオやセッションで活躍する、プロドラマーのストロークを、よく観察すると、一定間隔で、振り上げられているのが分かります。


②録音機能を使う

録音機能を使うことで、自分の叩いた演奏を、客観的に見ることができます。

録音機能は、<C-10>を選択すると、使うことができます。

テンポの設定は、事前に、「Tempo」で、練習したいテンポを設定してください。

それが、そのまま、録音機能でも、反映されます。

録音機能を設定し、メトロノームボタンを押すと、クリック音が鳴り、叩き始めれば、録音スタートです。

これを、アコースティックドラムでやろうと思うと、けっこう大変です。

音圧に耐えきれる、PCMレコーダを持ち込んで、録音・確認の際も、ドラム椅子から立ち上がって、操作しなくてはなりません。

それが、モジュール内で解決できるのは、大変便利です。

ここで、確認したいのが、2つあります。

バスドラムとスネアドラムのタイミングと、音量バランスです。

いざ、録音すると、自分の耳で、捉えているより、甘い演奏になっていることがあります。

体調の変化などで、感覚も変わります。

感覚の一定レベルを保つうえでも、この練習は、大事です。


③クワイエットカウント機能を使う

ローランのVドラムには、ユニークなトレーニングメニューがあり、なかでも、「クワイエットカウント」は、おもしろいメニューです。

途中で、メトロノームのクリック音が消えるので、そこで、しっかりキープできるかどうかという、練習法です。

クワイエットカウントは、<C-5>を選択すと、使うことができます。

正確なテンポで叩けた割合を、%で表示するので、ゲーム性もあり、楽しく練習に取り組めるはずです。


今回は、「TD‐1」のトレーニングメニューを使った、安定したリズムが叩けるようになるの練習法を、紹介しました。

意識した練習をすることで、効率よく上達を目指せます。

「TD-1」は、日々の練習を、力強くサポートしてくれるはずです。

せっかくの機能なので、ぜひ活用してみてください。

短期講座で、実際に使っている、ドラムの基本奏法をまとめた、『ドラムスタートアップレッスン』を、「note」に公開しています。

ここでも取り上げた、奏法のコツを基礎から確認できます。こちらをクリックして、ぜひ、一度ご覧になってください。

ありがとうございました。

加藤ショウゴ



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