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プロの基本

おはようございます。

少しマニアックな話です。

聴診器の音の講義を聞きました。
今回は心音についてです。

患者さんの立場でいうと、聴診器は
お医者さんがいつも首にかけていて、
胸に当てて音を聞いているな
というくらいしか意識しません。

しかし講義を聞いて、
その奥の深さに驚きました。

プロになると、
心音から10-20種類の心臓の病気が
見分けられるようです。

これに肺音などが加わりますから
もっと病気が分かるはずです。

ドックンという音のドッがⅠ音でクンがⅡ音。
これが基本で、その他にⅢ音やⅣ音があると異変です。

Ⅰ音とⅡ音の間は心室の収縮期で短く、
Ⅱ音とⅠ音の間は心室の拡張期で長い。

雑音が心室収縮期にあるのか?
心室拡張期にあるのか?によって
病気は違います。

また、音が一定なのか、
抑揚があるのかによっても違います。

ただ先生が何度も強調していたのが、
ドックンのⅠ音とⅡ音のリズムをつかむこと。
すべてがそこから始まり、
その基本から細かな変化がないかを
探っていくということでした。

分からなくなったら、
この基本に戻るようにと
繰り返していました。

何事も基本だなと納得しました。

経営コンサルティングの仕事でも
うまくいかない時は、
顧客・競合・自社の3C分析の
どれかが欠けていることがほとんどです。

長くやればやるほど
視点はシンプルになるようです。

今日もよろしくお願いします。

安島

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