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じわっと子育て応援(13)子どもが公共の場で泣き出した時には⑦〜周りの乗客への対処は? 大人のこころがまえ〜

こんばんは。尊田です。

ここしばらく(途中、ちょっと違うテーマも挟みましたが)、帰省・旅行の機内や車内などの公共の場で、お子さんが大泣きしたらどうしよう? そもそもなぜ泣くの? そもそも泣き出さないためにどんな準備ができるの? といったテーマで記事を書いてきました。

今回は、公共の場でお子さんが大泣きした時に、どうしても保護者の方としては気になる「周りの目」について書いてみます。


まあ、気になりますよね💦

特に、機内や車内は密閉空間です。
どこかに移動する、というわけにもいきません。

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みんなが、優しく、暖かい眼差しを向けてくれればいいのですが(例えそうでも、焦りますよね)

残念ながら、今の日本の社会はそういう方ばかりではないのが現状です。

嫌な顔をする人もいるでしょうし、
聞こえよがしに舌打ちをする人もいるでしょう。

残念だけど( ;  ; )


ただ、思うのです。


そういう人が、すごく意地悪なひとなのか、心の暖かさのかけらもないひとなのか?

そうでは、ないかもしれない。

ひょっとしたら、
すごく心配事があってイライラしているのかもしれない。
ご家族と喧嘩したのかも。
仕事で大きなミスをしたのかも。
歯が痛いのかも。
二日酔いや乗り物酔いでしんどいのかも。

理由はわかりませんが、
その人もしんどくなっていて、
そのしんどさを、うまく言葉にだせなくて、
誰にも聞いてもらえなくて、
だから、
その、しんどい想いがあふれそうになって、
舌打ちや、暴言として、
漏れ出てしまったのかも、しれない。

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そういう意味では、
目の前で泣いているお子さんと、
同じ状態なのかも。

つらい、不安、わからない!、どうして!
という想いを必死で、伝えようと、
頑張って泣いているお子さんと同じなのかもしれません。

(正直にいうと、自分もつらすぎて、そのつらさが、ついつい、漏れ出てしまいそうになること、あります>_<)



いつだって、子どもは、私たち大人に、自分自身のことを振り返るチャンスをくれますね。

子どもは大人になるし、
大人は、昔こどもだったので、
結局は同じなのは、当たり前ですけどね(^^)


なので、おすすめは、
舌打ちがあっても、暴言があっても、
「真正面からは」受け止めないことです。

「真正面からは」受け止めない、というのは、
過剰に気にしすぎない、
過剰にその人の言うことを守ろうとしない、
でも、完全に無視はしないし、
怒りをぶつけ返して
「怒りのラリー」には持ち込まない
ということです。

申し訳ないなあ、という気持ちをもつことは人間として大事ですが、
「泣きやませろ!」とか
「降りろ!」なんていう要求は、
飲めませんし、
飲む必要はありません。


ああ、この人も、こまってるんだなあ、
それは、もうしわけないよねー、
くらいの気持ち。

だから、ちょっとだけ、スマなさそうな表情を作って、すみません、と小声で言って、軽く頭を下げて、

それで、あとは、お子さんの「主張」に向き合い、泣いている理由を探して、感覚に訴えて、落ち着いてもらう。お子さん自身の痛みや不安を取り除くことに集中する。

それでいいのだと思います。


それで、多くの心ある人たちは、
「親御さんがんばっているな」
「自分も子育てがんばったなあ。思いだすなあ」
「何か手伝えることはないかなあ」
と思ってくれるものです。


そうでない場合は、
その方ご自身が、今、しんどいわけなので、
そのしんどさが、いつか和らいだら、
きっと、同じように、暖かく見守ってくれるはずです。


過剰に、真正面から受け止めすぎて、
周囲の乗客の方々に謝りまくったり、
口々に言われるままに移動したり、
ということは、あまりお勧めしません。

逆効果になる可能性が高いからです。

あまりに沢山謝ったり、
逃げるように移動したり、
ということになると、
その分、お子さんの主張に向き合えませんから、落ち着くまでの時間が長引きます。

それに、年齢によっては、親御さんが「自分のために謝っているんだ…」と敏感に察知しますので、あまりにそれが続くと、将来的に自分の感情を表現するのを怖がるようになるケースもあります。


親御さんとしては、しんどいし、気が気でないし、自分が泣きたい(><)くらいだと思いますが、出来るだけお子さんの「主張」に対応してあげてください(理由はなんだろう? どうやって取り除こう? 好きな感覚は? など)。その一生懸命な姿勢が、きっと周りの方の共感を得ると思います。

そして、泣き止んだら、今度は、ちょっとほっとした笑顔で軽く会釈してみるのもいいですね(^^)

さっきまでムッとしてた人が、今度は温かな笑顔を返してくれるかもしれません(まあ、相手の方のご事情があるので、ムッとしたままかもしれませんが、それはそれでいいんです。一期一会なので(^◇^;))

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そして、飛行機や新幹線を降りたら、
できれば洗面所にいって、鏡をみて、

「よくがんばった!ワタシ!」と、
立派に「親」をやった自分を褒めてあげてくださいね😄

その上で、
お子さんにも、
「長かったね」「きつかったね」
でも、
「無事についてよかったね」
「偉かったね」
「さあ、これから楽しいこといっぱいあるよ!」
と声をかけてみてはいかがでしょうか😊


きっと、
ステキな思い出になり、
これからの成長の素になると思います。


今日はここまでです。
次回は、この項をまとめてみようと思います。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。

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