見出し画像

単に「節税したい」ではなく、ゴールから決算を考える

おはようございます。

東京都中央区の高橋輝雄税務会計事務所
『経営コンサル ✕ 税理士』高橋輝雄です。

本日も早朝から発信です!
よろしくお願いします。

157号目!
いざ、参ります!

画像2

会社の法人税における税率の勘違い

昔は一番多い法人の決算と言えば3月決算だったのですが、最近は法人でも12月が決算という会社もかなり多くなりました。

師走に更にブーストをかけていただいてます(笑)

当たり前と言えば当たり前ではありますが、赤字の会社というのは決算の着地には頭を悩まさず、なんとなく締める事ができるのでそんなに労力はかかりません。

会社としての税金も消費税が無い場合には、均等割という赤字でもかかる7万円ほどの納税で済みます。

問題は黒字の会社で、かつ、税引前利益が800万円以上となりそうな法人。

これがもう800万円をゆうに超えていれば諦めもついたりはするのですが、800万円ラインを超えるか超えないかぐらいが一番頭を使います。

というのも現行の日本の法人税は年800万円以下の部分は税率が15%なのですが、800万円超の場合には23.20%に上がるため。

恐らくではありますが、一部の社長たちは800万円を超えた場合には全体に高い方の税率になってしまうという勘違いもあるかもしれませんね。
あくまで800万円を”超えた部分”に高い方の税率がかかります。

画像3

節税をするかどうかは会社の方向性で考える

昨日も打ち合わせをしていたのですが、実際に800万円を超えそうな会社であっても次期以降どういう方向で社長が考えているか?で取る策は変わってきます。

来期の事業に向けた投資的なものであれば積極的にお金を使ってでも利益を圧縮するのも良いですし、むしろ業界的にどうなるか分からないから会社に利益を残したいというのであれば、むしろ税金を払って自由なお金を残す(いわゆる内部留保)した方が一番良い結果だったりします。

少なくとも数年間が開くようであれば経営セーフティ共済(倒産防止共済)などで経費化して利益圧縮するのもアリですが、少なくとも40か月以上経たないと満額は返ってきませんからね。

キャッシュが必要な時に困る可能性もあります。

画像4

さらに長期からの「出口視点」も必要

その期末の決算というのはホントに短期(12月決算なんてホントに超短期)でしかなく、社長が将来的に「どのような出口で考えているか?」という視点が必要でして。

中小企業の社長においてはその視点を持たなくてもある程度続けられてしまうので経営的にほぼ横ばいという状態も多く。(横ばいも難しいんですけどね)

将来的に自分はどうしたいのか?を考えないと、なんとなく会社を数十年やってきて、働けなくなりそうだからそろそろ潰すか…
ぐらいで終わってしまうなと。

社長は本当にそれで良いのでしょうか?

なので私はお客様には必ず出口を聞くようにしています。


と、カッコつけてはみましたが、私も完全燃焼して人生を終えたいと考えながら、日々模索して生きているんですけどね^^;

ですが、自分の先々を考える社長や会社を全力でサポートしたいという想いは常にあります!


という事で本日の記事は終了でございます。
それではまた明日の朝にお会いしましょう!

今、動き始めることで自分の未来を作る!!

今日という日があなたにとって
最高の1日になりますよーに^^

画像1

コンサルティング会社のHP→現在準備中!(2021年春公開予定)
税理士事務所のHPは→髙𣘺輝雄税務会計事務所

宜しければサポートお願いします! いただいたサポートはレッドブルの購入に充当させていただき、頑張って記事を書きます。(゚Д゚)ノエナジー!!