たかたけし

2001年生まれの男です なんかあったら書きます 話も写真も盛ります

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最近の記事

ヒモ

マスクをつけるという行為が特別なことではなくなってから久しい。 マスクをつけて学校に行った時に、「風邪ひいたの❓」と言ってくるあの人はもうどこかへ行ってしまった。 しかし最近そんなあの人の足音が聞こえてくる。 足音と共に「..ぜ..た..」「..ぜひ…の❓」と日に日にその声も大きくなってきているような気がする。 怯えたふうに言いながらも私自身はとくにマスクをずっとしていたいタイプではなく、むしろもう永遠に着けたくないタイプである。 そのため、ソイツに追いつかれて仕舞えば私

    • 久方ぶりのカレー

      矯正を十数ヶ月していた私の、終了後の楽しみの一つに「カレー」があった。 矯正器具が黄ばんでしまうため、食べるのを躊躇しており、実際この十数ヶ月で食べたのはおそらく三回ほど。 祖母の家で出された「実家の味アルティメットモードのカレー」と、喫茶店のランチがそれしかなかった時に食べた「もうどうにでもなれカレー」と、家庭教師先で貰った「善意が隠し味のカレー」の三点だ。ちなみにタイトル写真のは「実家の味アルティメットモードのカレー」。 どれもとても美味しかった。 こうして事細かに

      • TikTokで恥ずかしそうな顔をするな

        感情は一種のコスチュームだ。 纏い、外にアピールすることでその人を表現することができ、少なくともその情報は、その人がどんな人たるかを想定する一つの材料になりうる。 全身タイツのスパイダーマンが変態扱いされることがあるように。 スパイダーマンを例に取ってしまうと、人を見たところで判断することの愚かしさが先行してしまうが、それがよくないことだとは言っても、やはり外側から受け取れる情報はかなり大きいと思う。 あるところに、忙しくなると途端に不機嫌になる人がいる。お客さんが来る前

        • おとうと

          年度終わり、年度始めを久しぶりに実家で過ごした。 皆が大学卒業をお祝いしてくれて、兄の誕生日も祝われて、たくさん外食して、友達と飲みに行って、家族や愛猫(もちろん愛猫も家族だけどね)と長い時間を過ごす。 まさにパーフェクトな一週間だった。 実家から今住んでいるところへ帰る前日には、祖母と家族とお寿司を食べに行った。 私は三人兄弟の末っ子なのだが、長男は自分の用事があるからと、美味しい美味しい寿司を顧みずに自分の都合を優先する自我があり、こいつはやはり長男だなと思った。

          自分だけ辛い気がするのは

          図々しくも行きつけにさせていただいている喫茶店がある。 かれこれ一年通っていて、たくさんご馳走してくれる陽気なおじさん(rさん)がいて、気さくに話しかけてくれて、お店を出るときにいつも何かしらくれるマスターがいる。 マスターというのは女性だが、マスターの女性バージョンの呼び方があるのか、はたまた女性でもマスターというのかは定かではなない。 しかしここで私が調べて新しく得た呼び名でその人を呼んでもどうも馴染みがないため、ここでは尊称として「マスター」と呼びたい。 店内は照

          自分だけ辛い気がするのは

          怪物の人間関係

          私は、この人とはうまくいかなそうだなというのがなんとなく肌でわかる。 否。 わかった気になる。 しかし私自身、中学から高校へと環境が変わったのと同時にメガネを掛け始めるという変身を遂げた際に、突然「ガリ勉」のレッテルが私につきまとい始めた経験があり、 それ以降、周りからの扱いが変わったせいで、以前は仲良くなれたタイプの人間と仲良くなるのが困難になったという経験があるため、人を印象で決めつけることのくだらなさを身にしみて知っている。 私自身の内面が著しく変わったわけで

          怪物の人間関係

          一日。はじまり。

          ぱっと目が覚めて、布団を取り上げた母親が私に向かって言う。 「今日は遊園地に行くよ」 こみ上げてくる嬉しさに思わず声を上げて起き上がろうとしたとき、 目の前の景色は一瞬にして真っ白なアパートの天井に切り替わった。 息切れをしている。 目の横から枕に向かって落ちていくものが涙であることに気が付いて、自分は夢で泣いていたのだと気が付く。 存在しない記憶だ。突然起こされて遊園地に出かけたことなどない。 でもいつか、確実に、似たようなことはあった。 親に起こされて、その

          一日。はじまり。

          フォロワー5000人くらいほしいな

          おひさ。 フォロワーが5000人くらいほしいです。 そうすれば、仮に有料記事を全員が買ったらもうすごい額になる。 まあ、購入される有料記事なんてのは有益なモノしかないわけで、私の提供できるものはバカ面白い日記くらいでしかない故に、実現は遠いんですけどね。 それでも、欲しい。 仮に今悪魔が私の脳内に直接語り掛けてきて、 「力が欲しいか」 と言ってきたら、力はいいからフォロワーをくれ!と言うだろう。 お金を稼ぐのって大変ですよね。あ、お金貰えばいいのか。 本題に戻

          フォロワー5000人くらいほしいな

          毎日書ける人すごい

          人は何のためにものを書くのでしょうか。 誰にも見せる気のない日記ですら、万が一誰かに見られた時のことを考えて、中途半端に繕われたものを書き上げてしまう。 それは見られた時に恥をかかないためという、条件がそろった時に初めて発動する守備表示のようなもので、案外使う機会もなくデュエルが終わることもあるのだろうと思う。 未来の、まだ存在していない自分のための守備表示は、今の私をないがしろにしていないか。 気のすむままに吐き出せなかった今の自分は、では誰がどのようにして守るのか

          毎日書ける人すごい

          休日って長い

          まず今日は11時半に起きた。 昨日は24時半には既に眠りについていたと考えられるので、軽く見積もって11時間は寝ていることになる。 最高の滑り出しだ。 通常、睡眠時間と言えばせいぜい八時間が皆さんの許容範囲であろう。 しかし私にとって睡眠は、趣味の中でもかなり上位に位置している。 つまり、必要な睡眠量の8時間を差し引けば、8時半を過ぎて、そこから三時間、趣味に時間を費やしたことになるのだ。 なんて有意義なのだろうか。 おまけに今朝はしっかり8時半に一度目を覚まし

          休日って長い

          まだ学んでても、良いっぽい

          大学四年になって、今までできていなかった色々なことがやっと解禁された。 原則オンラインだった大学の授業は原則対面へとシフトし、学校のイベント事も徐々に解禁されていった。 しかし、私が大学に行くのはあと一年。 しかもこの一年に受ける授業は、ゼミだけ。 みなさんと同じように、ワイワイとした大学生活をイメージしていた私にとって、この現実との落差はまるでタワーオブテラーだ。 大学生になって、彼女と行こうと思っていたディズニーシーも行けていない。そもそも彼女ができていない。

          まだ学んでても、良いっぽい

          幼馴染のボンちゃん

          今日も私は人に迷惑を掛けた。 シフトが入っていることを知らずに、本来ならあるはずのない休日を勝手に謳歌していたのだ。 店長から「今日のところは大丈夫だから」というお言葉を頂いたことではじめて、本来あるはずのなかった私の虚構の休日は認められた休日として現実になった。 「のだ」だとか偉そうな口調で語っているが、実際は心の底からの謝辞を精一杯に示し、今後はないようにと心に決めた。 「心の底」と言うと、鉱石のようなキラキラの謝辞を奥底から掘り起こして上納したようなイメージにな

          幼馴染のボンちゃん

          夢と現実の境界線

          眠りにつく前か後か。 信じられんほどでかい音を聞いた。 地上に向かって何かが一瞬にして局所的にかつ大量に降り注いだような 地上に向かって特大のハリセンを叩きつけたようなありえんほどでかい音。 それが夢の中で聞いたものなのか、眠る前に聞いたものなのかはわからない。 しかし確実に記憶には刻まれていた。 夢の中で私はその音の話を森さんにしていた。 森さんというのはおそらく人間ではない。 真っ暗闇の夜空の下、生い茂る木々に向かって、大きな音を聞いた話を大声でしていたから

          夢と現実の境界線

          そこまでの力はまだなかったようだ。

          夢を見た。 夏の日差しにあてられながら、ベランダに出てチョコレートを食べている。 昔からチョコレートが好きだ。 仕事帰りの父親が、コンビニでチョコレートを買って帰ってきてくれて、兄弟3人で喜んでいたことを今でも覚えている。 母親に頼むお菓子はいつもだいたいトッポだった。最後までチョコたっぷりの。 バレンタインにはクランキーの板チョコ10枚セットを母親から貰うのが毎年の密かな楽しみだった。 しかし最近はあまり食べない。それもこれも、少し前に書いた肌質のせいだ。 20

          そこまでの力はまだなかったようだ。

          腰から聞こえるロビンソン

          少し前に、とあるイベントのバイトを初体験した。 もちろん詳細は言えないが、ソレはもうなんとも壮絶な1日だった。 とは言っても色々な悲劇が私を襲うわけではない。 ただ一人の魔王と一日中睨み合って対峙している、そんな類の壮絶さだ。 最初に断っておくが、その悪魔というものが意味するのは、職場の人間ではない。 仕事は早朝から始まる。 そしてイベントのバイトなので、日中は会場が人間でごった返す。 そのイベントで用意されているものと客数の兼ね合いで警備が必要というわけだ。 私が遭

          腰から聞こえるロビンソン

          すき家と禁じられた魔法(フォービドゥンマジック)

          ある日の部活帰りにお風呂に入りに行こうということになり、空腹状態での入浴では気持ち悪くなってしまう派が3分の2を占めていた私たちは、部員3人ですき家を訪れた。 出費に躊躇していたもう一人をなんとか説き伏せての入店だったが、今思えばその彼の話に耳を傾けるべきだったのかもしれない。 有効期限が1時間の温泉施設のクーポンを、すき家に向かう途中に誤って作動させてしまったので、できるだけ急いで食べてそこを出る、というすき家退店RTAをしようという話になった。 着席し、各々が注文の

          すき家と禁じられた魔法(フォービドゥンマジック)