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初心者のためのお酒講座:スピリッツ編

僕がイギリスにワーキングホリデーで滞在していた時に、たまたまロンドンで僕を雇って頂いたワイン/カクテルバーのおかげで、僕は様々なお酒を知ることができました。

今までお酒のことをよく知らなかったにも関わらず、ロンドンで最もセンスのある酒類の品揃えがある店に贈られる"The best selection of spirits in London"に選ばれたことのあるそのバーで働けたのは、完全に幸運としか言いようがありませんでした。

お陰で色々な美味しいお酒や飲み方を覚え、価値観は広がりました。当時のバーのマネージャーが言っていたセリフです。

「もし酒が単に酔っぱらう為だけに生まれたのなら、こんなにも多くの酒の種類が世界中にあるはずがないだろう?」

さて、そこで今回はみなさんに、少しでもその世界の魅力を知って頂きたく、基本的なことをなるべく解りやすく、紹介していこうと思います。

さて、スピリッツとはなんでしょうか?リキュールと何が違うの?カクテルとは?

解りやすく言うと、"蒸留酒"です。蒸留:理科の実験でやったあれですね。蒸留という過程の性質上、アルコール分は他の酒に比べて格段に高くなります。極端に高いものもありますが、だいたい40%前後です。

それでは、下記にメジャーなスピリッツの種類を紹介します。カクテルなどの元になっていますので、覚えてるだけで非常に役に立ちます。

・ジン :  ジュニパーベリーという木の実(ベリーと名前がありますがいわゆるブルーベリーなどのベリー系果実じゃありません)などを原料としたスピリッツ。オランダやイタリアが起源とされてますが、実質的にメジャーな生産地としてはダントツで英国です。最近は世界でジンブームが来ており、日本でも製造方法にこだわった"クラフトジン"なるものが世界でも認知されブームなっています。ハーブのような、爽やかかつ、かすかな苦味もあり、辛口でリフレッシュさのある香りが特徴でしょうか。男らしいスピリッツの一つだと思います。

・ウォッカ : ウォッカと言えばロシア。あとはポーランドも大きな産地です。ジャガイモや大麦などの穀物を原料とし、数あるスピリッツの種類の中で最も純粋なアルコールに近い=それ単体はスムースで無味無臭 なのが特徴です。余談ですが、ウォッカは レディキラー (アルコール度数は高いが香りなどが甘く飲みやすいのでついつい気付かずうちに飲んで酔っ払いやすいカクテルの総称。女性に飲ませるとイチコロ、というジゴロなカクテルの種類です)に使われることが多いです。無味無臭という特性を利用するのですね。

ラム : サトウキビから作られた、甘い香りが強めのスピリッツ。主にカリブ海諸国が主要生産国(パイレーツオブカリビアンシリーズで、ジャック・スパロウが飲んでいますね) 色によって、透明なホワイト・ラム、薄い茶色のゴールド・ラム、濃い茶色のダーク・ラムに分けられます。生産地によって特徴は分かれますが、今回は割愛します。

テキーラ : テキーラと言えばメキシコ!ショットの代名詞のようなスピリッツ。リュウゼツランというサボテンの様な植物が原料です。独特の臭さが特徴です。熟成度合いによって、ブランコ,レポサド,アネホ と分かれます。ブランコは透明で飲みやすく熟成していないのでクリーンな飲み口、レポサドは中間で、アネホはウィスキーのような強い香りが加わります。値段も上がります。

・ウィスキー :  穀物を原料とした、大人のお酒の代表のような存在、ウィスキー。大きな生産地によって、バーボン、スコッチ、アイリッシュ、カナディアン、ジャパニーズなどがあります。今回のnoteでは、ポピュラーなバーボンとスコッチ(及びジャパニーズ)について少しだけ紹介します。

・バーボンウィスキー:アメリカのケンタッキー州が生産地。オークという木の樽の中で熟成させるため、樽の成分と香りが酒に移り、深い味わいと余韻を口と鼻に届けます。

・スコッチウィスキー:スコットランド(英国の北部)原産。最大の特徴は、泥炭(ピート)を用い麦芽を燻製するので、スモーキーな香りが酒に移ること。キング・オブ・スピリッツと呼ばれることもあり、最も男らしい酒ともいえるでしょう。逆に、素晴らしいスコッチはカクテルなどで割ったりするのは野暮でもったいない、と考える人たちもいます。


・ジャパニーズウィスキー:ドラマ「マッサン」でも描かれていましたが、その昔、竹鶴政孝という男性がスコットランドに渡り、現地の技術を日本に持ち帰ったため、日本のウィスキーのスタイルはスコッチをベースにしています。日本のクラフツマンシップはウィスキー作りにも大きな効果をもたらし、日本のウィスキーは、世界中でもとても高い人気を博しています。

・ブランデー:果実を使用した蒸留酒の総称。果実なのでかなり種類が多いですが、例えばフランスのブドウを使ったコニャックやアルマニャック、リンゴを使ったカルヴァドス、イタリアのブドウを使ったグラッパなどが有名です。果実由来のとても甘くて上品な香りが特徴です。


ざっくりと、軽く紹介させていただきました。反響によっては、これからどんどん深く突っ込んだ話なども書いていこうと思います。

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20代の後半にイギリスで2年、フランスで半年ワーキングホリデーで過ごして、ヨーロッパの虜になって、日本に戻ってからも忘れられなくなってるトライリンガルニッポンジンです。ファッションやグルメなど、あまり他の人が知らない角度で記事を書こうかと思っているので宜しくお願いします!

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