見出し画像

幕末維新の立役者、長州藩の地を踏みしめる。

4月下旬、ついに念願叶って山口県萩市の地を踏むことができました。

ずっと以前より、萩市に行きたいと思っていました。

いや萩市というよりも長州藩に行きたいと思っていました。


きっかけは、2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』です。

ドラマの中で、長州藩士の日本の将来への強い思いや、死を恐れない行動力を見るにつれ、

そのルーツを少しでも垣間見たいという思いが、私の中で生まれたわけです。

長州藩を見たい。長州藩を肌で感じたい。

そう思って8年が過ぎ、ようやく今回実現することができました。

余談ですが、
『花燃ゆ』では群馬の富岡製糸場(世界遺産)を舞台にした場面も後半部分で描かれており、2016年に関東に行く機会があったため、時間を作って見にいってきました。

富岡製糸場 2016年観覧


日帰りにて山口県萩市へ

長期間のクルマの運転が嫌いなので、JRに乗ってのんびり行くことにしました。

自宅から日豊本線に乗って下関駅まで。

そこから山陰本線を通って、萩市へと向かったのですが、特急は走っておらず、普通電車しかなく、しかもワンマン電車の2両編成です。

途中、長門駅での乗り換えを含めて、4時間近くもかかってしまいました。

長門駅


①萩城跡

まずは萩城跡です。

萩城跡に行くには、玉江駅で降りるのが一番近いです。

玉江駅

玉江駅からは徒歩で20分くらいで萩城跡です。

入口には毛利輝元公の銅像です。萩城を築城したお殿様です。

毛利輝元公

入城してみると、平日のため観光客はほとんどおらず、職員が芝刈りをしていました。

天守閣のあった場所に立ち、周囲を一望しました。

この場所に長州藩士の面々が集まって、大事な決定がなされていたのだと思うと胸に熱いものを感じます。

萩城跡
萩城天守閣跡
天守閣跡からの眺め

②高杉晋作誕生地

今回の旅の一番の目的が、高杉晋作誕生地です。

功山寺にて一人決起し、奇兵隊を結成。

功山寺
功山寺決起 2017年観覧

藩内をまとめあげ、見事に徳川幕府を武力で討ち果たしたわけです。

この勝利が徳川の時代を終わらせ、明治維新へと大きく時代を突き動かしたのだと私は思っています。

彼は戦いの後、この世での自らの役割を終えたかのように、29歳という若さで亡くなります。

高杉晋作の辞世の句
『面白きこともなき世を面白く・・・・・』

この句を初めて読んだとき、一瞬でファンになりました。
それほど、私の心に突き刺さった一句です。

高杉晋作誕生地
高杉晋作誕生地

③明倫館

長州藩の藩校です。

館内にはさまざまな展示物、歴史資料、映像があり、じっくり見ようと思えば、かなりの時間が必要です。

日帰りの私にはボリューム多すぎですね。

明倫館
明倫館

④松下村塾

最後に訪れたのは松下村塾。

松陰神社のなかに、松下村塾があるなんて知らなかったです。

あまりの小ささに見つけることができず、駐車場を管理している職員の方に聞いたくらいです。

松下村塾は城下町から外れた場所にあるため、歩きでの観光にはかなりの体力を使います。

松陰神社
松下村塾
松下村塾
松下村塾

萩市(玉江駅)に着いたのが13時でしたので、午後の半日という短い時間の中で、精いっぱい長州藩を満喫してきました。

移動は全て歩きでしたので、約170年という時空を超えて、長州藩の人たちと同じ空気を吸うことができたと思うと、感慨もひとしおですね。

自宅に帰りついたのは、午前0時を回る少し前でした。

一日歩き続けたため、すぐに眠りに入れると思ったのですが、心が高ぶっていたため、ベットに入ってもしばらくは寝れなかったです。

おしまい。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?