90年代の音楽を知らないアナタへ その27 CAN WE TALK(93)/TEVIN CAMPBELL ベビーフェイスの才能キラメく。90年代R&Bソングの金字塔!
ベビーフェイスとダリルシモンズの2大天才が作った90年代を代表する、いや、アメリカ音楽史を代表するメロウグルーヴ歌謡と断言できるのがこの曲。
電子ピアノで奏でられるマイナーコードのイントロから泣けてくる。聴かずにはいられないというか、全神経を鷲掴みにされてしまう吸引力。他者への提供曲といっても一音聴けばベビーフェイスのセンスそのままなんだけど、それが期待外れでもなんでもなく、これを待っていたとばかりで、ただただ浸っていたいイヤーガズム(耳で感じるオーガズムの意)。
「last night I saw you standing ,I started pretending ....」この出だしの歌詞がはやくも切なく、マイナー調のメロディにぴったり。AメロからBメロ。一度聴いただけで覚えてしまうほど覚えやすいメロディ運びとキャッチーさ。テヴィンのまだ成熟しきってない変声期途中のような歌声が加わり、涙腺を刺激する。
93年にリリースされた曲だけど、俺にとっては2020年になってもいまだ現役で鳴り続けている黄金ソング。
大人になった人にこそ聴いて欲しい。
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