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❨504❩1973.1.17.水.晴/サンタレン到着・荷を置き町へ散歩に出る/サンタレンブラジル(Santarém:Brazil)

午前2時、やっとサンタレンに入る。
船には更に30クルセイロ、無駄な費用が痛い。

日が昇ってから船を降り、さっそく次の船を捜す。
朝の賑わいはここも同じだった。これといってもの珍しいものはなかったが、この町の周辺だけ、水が濁っていない。

ラッキーにも今夜発つ貨客船(サンタ・マリア)があり、60コントのところを50で交渉した。
全くこの国は、値切る事が難しい。

荷を置き、町へ散歩に出る。
川に沿って堤があり、4・5本のファが並んでいた。思ったより何でもある町だ。
石けんと石けん箱、胃の薬を買う。

昼、船に戻り、アルメリンで2コントで買った釣り道具ーーといっても、糸と針とナットの重りだけのものーーで、虫をエサに釣りをしたり(小フグと小ナマズ 二匹が収穫)、本を読だりして過ごす。カラマーゾフの兄弟二巻を読み終える。

あゝ、昼前、洗濯と水浴びをした事も書き留めておく。
水は、白い粉の様なものと、少し青ミドロが浮いており、上から見た程美れいじゃなかった。

船は二段に陣取った。
静かで夕暮れが今日は最高ダ!

アマゾン川を船で行く
Santarém:Brazil

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