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知らないうちに悪文を書いているかも?『きっちり!恥ずかしくない!文章が書ける』

『きっちり!恥ずかしくない!文章が書ける』は、簡単に文章の基本が学べるビジネス書です。
「一つの主語に述語は一つ」「受け身表現:筆者の視点を変える効果がある」「一つの文で言うべきことは一つ」など、基本だけど知らない文章作成の方法を教えてくれます。
特に「が」と「は」の違いは勉強になります。
「が」は述語に近い場所、「は」の場合は述語から離れた文頭に、置く方が自然な流れになる。
「誰が:いつ/どこで/誰が/何を/どうした」「誰は:誰は/いつ/どこで/何を/どうした」など、主語の後に置く「が」「は」の使い方にも明確な違いがあります。
普段、フィーリングで文章を書いている前山のような方にオススメです。

「“と”:双方向の感覚/“に”:一方向の感覚」「書き出しで主題を出す」「漢字:読める範囲/平仮名:できるだけ使う」などを通して、普段スルーしてしまいそうな悪文を回避できます。
特に「読点の基本」は、読点の打ち方を明確に知らなかったので助かりました。
読点は基本、読者に対して「分かりやすい文にする」と「誤読を避ける」ためにあります。
複数の解釈ができる文章を、読点で区切ることで紛れを無くす効果もあります。
文章が上手い方も、一度基本を学んでみるといいでしょう。

著 者:前田安正
出版社:朝日新聞出版(朝日文庫)
発売日:2020/5/7

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