ウェルクスを退職 / 元ひきこもりが社会人3年やって学んだこととは
こんにちは。アサヤマ(@taasayan)です!
新卒で入社した株式会社ウェルクスを4月いっぱいで退職しました。
お世話になった皆さん、今までホントにありがとうございました。
区切りなので退職エントリという形でこれまでのことをまとめたいと思います。
この前、元上司の退職エントリを(勝手に)書きましたが、今回は僕本人のものです笑
引きこもり中に拾われた
思い返すと3年前の大学4年の冬、大好きなインターン先にWebマーケ担当者として内定を頂いたのだが、紆余曲折あり働く自信を失い、引きこもり同然の生活を送っていた。
そんなときに、声をかけてくれたのがウェルクスだった。
お相撲の街、両国という渋い場所にあったオフィスに訪問して経営陣のお三方とご対面。
1時間ほどいろいろ話したら、知識もコミュ力もない僕をメンバーとして温かく迎え入れてくれた。
すごい嬉しかったのを覚えている。
そうしてぼくの社会人生活が始まった。
ウェルクスとは
ウェルクスは主に待機児童問題や高齢化のような社会問題解決に貢献するために、サービスを構築し運営している企業。
「保育のお仕事」「介護のお仕事」などの求人サイト、「ほいくらいふ」「認知症オンライン」「介護ロボットオンライン」などのメディアが各業界で知名度が高い。
何をやっていたか
直近ではウェルクスの基幹事業である、保育士さん・介護士さんに特化した人材紹介サービスにおいてWebマーケティング全般を担当してた。
サービスへの登録者数を最大化することがミッションで、やってたのは主に以下とか。
・ディレクション
他職種と連携してサービス全体をグロースさせる。
・UI/UX改善
webサービスのユーザビリティを改善する。データ収集とインサイト獲得を行い、それらを元に仮説を構築し、実装を含めたPDCAぶん回す。
・技術的なSEO
数万ページを保有する大規模サイトにおいてクロールとインデックスを最適化するために、技術的なSEO施策のPDCAを回す。
オウンドメディアの立ち上げや、広告運用、コーディングなど色々な経験をさせてもらった。
また、入社時50人くらいだったのにあれよあれよと300人規模の会社まで超速グロースしていく環境に身を置けたのもまたとない経験だった。
基幹事業のCPAが高騰している時期に集客担当を任せて頂き、半年間怒涛のユーザビリティ改善を回した。結果、CPA, CVRを大きく改善し、サービスを軌道に乗せることができた。また、売上に最も貢献したプレイヤーとして二度社内MVPを頂くこともできた。
学んだこと
3年間、ウェルクスで働いて、上司や同僚たちからほんとに多くのことを学んだ。
その中でも、僕が学んだことを2つに絞って紹介する。
問題に対して自分が影響を与えられる行動を考える
考えてみると「自分が悪いのではないか」とずっと怯えてきた学生生活だった。
なにか相手に不快な思いをさせてるのではないかと不安になるけど、人の感情をちゃんと理解するのが難しく、ずっと空回りしていた気がする。
そんな状態だったから、ウェルクスに入社して目にした「自責」という標語には正直辟易していた。
「ただでさえ自信がないのだから、これ以上自責思考になったらメンタル崩壊するよう、、、」
ある時、会社の先輩たちと飲みに行った。
仕事していると上手くいかないことがあったりして、飲みの席で愚痴の一つも言いたくなるもの。
でもウェルクスの先輩たちは不毛な悪口を言ったりしない。
その代り、問題を解決するためにどういうアクションプランがあるのかを常に考えているように見えた。
そのとき気づいた。
「自責」とは自分を責めることではない。
本質は、何か問題が発生した時に「問題に対して自分が影響を与えられる行動は何か」を考えることなのだと。
主体的に考えることなのである。
他責思考、自責思考はこんな感じに分けられると思う。
※エンジニアに開発依頼をしたときを例にしてみる
■他責思考な場合
「エンジニアに開発依頼したら期待と全然違うものが返ってきた。あいつめ!理解力が低いな!」
■自分を責めてるだけ
「エンジニアに開発依頼したら期待と全然違うものが返ってきた。あああ、きっと僕のせいだ。僕はなんてバカなんだ!再依頼したらあのエンジニアさんにめんどくさいやつだと思われそうだな、、、」
■問題解決のアクションプランを考えられる自責思考
「エンジニアに開発依頼したら期待と全然違うものが返ってきた。僕の依頼方法にも問題があったのではないか。エンジニアさんにヒアリングして依頼フォーマットを改善しよう!」
普通に仕事してきた人にとっては当たり前なのかもしれないが、僕はこれをちゃんと理解できてなかった。
このように自分が影響を与えられることだけに集中すると、以前よりメンタルも安定し、仕事もうまくいくようになった。
仲間に弱みをさらけ出す
冒頭で述べたように僕は大学時代引きこもっていた時期がある。
医師には「不安障害」と診断されたこともあった。
他者が自分のことを見て、不快に思ったり、笑いものにしているのではないかといつも不安に思っていた。
「不安な感情を味わうくらいなら、いっそ人から遠ざかったほうが楽だ!」と思い、コミュニティに属すことをやめ、どんどん人を避けるように。
そういう状況を仲の良い友だちにさえちゃんと伝えることは中々できなかった。
なぜなら、
「弱い自分を晒すのはかっこ悪い」
「オレはかっこよく、クールな存在でなくてはならない」
という虚栄心がすごく強かったから。
ウェルクスに入ってから、いつも親身になって心配してくれて、認めてくれるメンバーに囲まれて、
「そんなに見栄をはらなくてもいいのではないか?」
と少しずつ思えるようになっていった。
コミュニケーションのこととか、自分が仕事で苦手な部分とか、色んな弱みを周りに伝えるようにしてみた。
当時の僕は「こんなこと言ったら、変なやつだと思われて嫌われるんじゃないか」みたいな思考が強かったから、言うのはすごいビビる。
でも言ってみるとウェルクスの人たちはそれをすんなり受け入れてくれてくれた。
自分が自己開示したことでメンバーも僕に対して心をひらいて、悩みや弱みを話をしてくれるように。
仲間同士でお互いの弱い部分を補おうという意識も生まれ始めた。
虚勢を張らずに自分の弱いところを認め、 仲間に曝け出すことで信頼関係ができ、お互いに助け合う「仲間」になれる。
不安に押しつぶされて引きこもっていた僕はこういった学びを経て、少しずつコミュニケーションに自信を持てる様になっていったのだと思う。
ホットリンク、行きます
そんな最高な環境のウェルクスを卒業し、GW明けから新しい職場で働き始めました。
「ホットリンク」というソーシャルメディアマーケティング支援やビッグデータ分析をしている会社です。
なんか最近もスゴい人たちが続々とジョインしてて、エラいことになってます。
basicを退職。40日沖縄での自分探しを経て、選んだ会社とその理由とは
【ご報告】今、ソーシャルメディアマーケティングが面白い
その渦の中に僕も身を投じたいと思いました。
「ソーシャルメディアマーケティングのスタンダードを創る」というホットリンクの野望実現に向けて、まずは今まで培ってきたUI/UX, SEOの領域でバリューを出していくつもりです。
今後ソーシャルメディアマーケについてnoteとかでアウトプットしていこうと思っています。
今後もよろしくお願いします!
アサヤマのTwitter:@taasayan
※アイキャッチの飲み物は同僚からの退職祝いです。
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