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ローソンの【1杯500円】のコーヒーって売れるの?

先日、話題になったローソン500円コーヒーを飲んできました。

題名にも書きましたが、コンビニで1杯500円のコーヒーが売れるどうかと言われれば、【売れない】と思います。

いざ500円コーヒーを飲んでみようと思い、ローソンに行きました。
しかし、話題になっている500円コーヒーは入荷してなかったみたいで、店員さんに、「ひとつ前のだったら多分あると思います」と言われました。

そこで、私は、「ん?ひとつ前のって何だ?」となりました。
調べたところ、ローソンは過去にも500円コーヒーを出していたそうです。下記画像を見てみてください。

過去の500円コーヒーの存在は正直全く知りませんでした。店員さんに聞いたところあまり売れていないそうで、飲んでみてそりゃそうだよなと思いました。

もちろんスタバのコーヒーと比べれて美味しかったですが、わざわざ500円コーヒーを、仕事の休憩中に買って飲むかと言われたら微妙です。500円ってお昼ご飯代ぐらいですよね?それなら隣のCAFE de CRIEで260円のコーヒーをテイクアウトします。

①500円というノンアルコールドリンクのジャンルでぶっちぎりの高価格帯であり、②以前にも500円コーヒーを出していたということを考えると、ローソンのしたいことは次の3つかなと考えます。

①定期的に友人同士の話題にのぼらせることで、ローソンにもコーヒーがあることを認識させる

②松竹梅の「松」を用意することによって全体の単価をあげると同時に、ローソンはコーヒーにこだわってるという印象付けをする

③ローソンの店員がコーヒーを入れるというオペレーションを正当化&定着させる

正直、ローソンは、500円コーヒーをめちゃくちゃ売ろうとは思っていないと思います。

①について
ローソンは他のコンビニと比べて、アイスコーヒーなどのカップが店頭に出ていないので、コーヒーが売っていることに気付きにくいし、頼みづらいという問題があります。ですが話題にさせることで、それを乗り越えるきっかけになるかなと思います。

②について
これが一番大きいと思います。500円のコーヒーを出すことによって、安い価格帯のコーヒーまで「こだわってる」感が出ると思います。ある種の錯覚資産的な感じです。また、松竹梅の「松」の価格を用意することで、中間の「竹」の価格帯のコーヒーを選ぶ人が増えると思います。

③について
ローソンは、店員がコーヒーを入れるオペレーションになっています。100円のコーヒーだったら、待ってる時間が長いし、遅いから嫌だとなりますが、500円なら正当化できると思います。
『セルフ→安い
店員がやる→高級』

という図式は誰しも持っていると思います。
例えば、アメリカのマクドナルドでは、ドリンクはセルフサービスになっています。
さらに、GUでは、業界の中でほぼ最低価格で販売していることを逆手にとって、自分で会計から袋詰めまでするセルフレジがほぼ全店舗に導入されています。
また、ローソンの、いまさら機器やオペレーションを変えたくないし、他社と差別化したいとの思惑もあるでしょう。

とにかく、あまり500円コーヒーが店頭でPRされていないことからも、あまり500円コーヒーを前面に出して売ろうとは考えていないと思います。

まだまだ、この施策の仮説はあると思いますがとりあえずここまでにしておきます。
今後も引き続き動向を見守っていきたいと思います

清原(@Takashi0Zo)

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