真面目めがね

はじめまして。 まじめめがねと申します。 noteという場を利用させていただき、 自分…

真面目めがね

はじめまして。 まじめめがねと申します。 noteという場を利用させていただき、 自分なりに書評や映画評、音楽評などを していけたらと思っています。 至らない部分も多いかと思いますが、 温かい目で見守っていただけますと幸いです。 よろしくお願いします。

最近の記事

フィッシュマンズ佐藤君の墓参りと人生の目標設定について

先日、ずっと行きたいと思っていたフィッシュマンズ佐藤伸治さんの墓参りに行くことができた。 フィッシュマンズの音楽に、初めて出会ったのは、25年くらい前に遡る。 1996年の春頃、高校生だった僕は、たまたまラジオから流れてきた「Baby Blue」を聞いて、衝撃を受けた。 (中村貴子さんのミュージックスクエアという番組だったと思う。中村さん、本当に感謝しています。) 特徴的なボーカルと野太いベース音、もこもことした音質の中に、どこか寂しげだが心地よいレゲエのリズム。 今

    • 【人生の最期の日の未来のあなたより】

      どうも。 僕はあなただ。 理想の人生を生きた 人生最後の日のあなただよ。 人生は短い。 あっという間だった。 生まれてから、 今日までのことを考えてごらん。 長いようであっという間だっただろ? 同じように、今日から、 人生の最後の日までもあっという間なんだ。 やりたいことはすべてやるがいい。 人間は、死ぬ間際、 やったことに後悔する人は少ないものだ。 やらなかったことに後悔する。 チャップリンがいったとおりだよ。 In the end,everything is a gag.

      • 映画フィッシュマンズを観て

        評価★★★★★ 2021年ドキュメンタリー 172分 日本 監督:手嶋悠貴 高校生の時に、空中キャンプを聴いて、打ちのめされて以来、彼らの音楽に心酔し、聴くと必然的に自分の青春とオーバーラップしてしまう。 佐藤君の死後は、しばらく聞けなくなっていたものの、月日とともにその傷も癒え、やっぱり今でも酔っ払うと爆音で聴いてしまう。そんなかけがえのないバンド、フィッシュマンズ。 映画化の話を聞いて、観たい反面、観たくないような複雑な気持ちになった。 こんな気持ちになったのは、

        • 漫画版バビロンの大富豪の教えを読んで

          評価★★☆☆☆ 所要時間2日 オリラジのあっちゃんもおすすめとのことで読んでみたが、私にはあまりしっくりこなかった。 特に漫画の部分が内容が薄いのと、キャラクターも実在感がない、描写がわかりにくいので、好きになれなかった。 ただ、途中のコラムはそれなりに得るものがあった。 この本を中田さんがどのように紹介しているのかきになるので、YouTubeをチェックしてみたいと思う。

        フィッシュマンズ佐藤君の墓参りと人生の目標設定について

          365日のシンプルライフを観て【ネタバレあり】

          評価★★★☆☆ 2013年 ドキュメンタリー・コメディ 1時間23分 フィンランド 監督・脚本・主演: ペトリ・ルーッカイネン 1年間、全ての持ち物を倉庫に預け、1日に1つずつ必要なものを選んでゆく生活を送る青年の姿を追ったフィンランド映画。 ドキュメンタリーに分類されていたが、監督・主演・脚本の全てを手がけたペトリさんの実話をベースにしたドラマのようだ。 倉庫に全てのものを預けて、全裸の状態からスタートするという所から、徹底しており、何をどんな順番で持ち出すのかな?と

          365日のシンプルライフを観て【ネタバレあり】

          お金と幸せの成功法則 浦田健著を読んで

          評価★★★★★ 所用時間30分 不動産起業家の浦田さんの書かれた、「魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう 起業家の父から愛する子へ33の教え」通称サカナ本のエッセンスをまとめた小冊子。 浦田さんのお金に対する価値観や人生観をわかりやすくまとめており、とても勉強になった。 特に参考になったのは、運の良い人になる方法や、お金を稼ぐことで社会に富が増えていく話。 自分のこれまでの人生経験と照らし合わせても、納得のいく内容だった。 老若男女多くの人に是非見て欲しいと感

          お金と幸せの成功法則 浦田健著を読んで

          交渉力 橋下徹を読んで

          評価★★★★★ 所用日数5日 橋下徹さんが、弁護士と政治家の経験から得た、どう交渉すれば、成功するかをまとめた本です。 とても具体的かつ実践的な内容になっており、仕事にも役立ちそうなノウハウが満載です。 交渉には、敵対的交渉と協調的交渉の2パターンがあるという導入から始まります。敵対的交渉は「ケンカ闘争」、協調的交渉は「Win-Winの関係構築」であり、それを包括する枠組みとして、実践的交渉を具体的な方法論で提示します。 特に気になった点をまとめます。 ・自分の要望と(

          交渉力 橋下徹を読んで

          ボッコちゃん 星新一を読んで

          評価★★★ 所用日数15日 普段は、ビジネス書などノンフィクション系の本ばかり読んでいるため、 見識を広げるため、おすすめされたこの本を読んでみた。 50編の短編集。昭和47年の作品。 一篇あたり数ページのため、数分でサクサク読める。 レトロな雰囲気の中にも、現代にも通じる風刺が盛り込まれているものも多く、飽きずに読めた。 ほとんどの作品で、最後の数行に、ドキッとさせられるオチが組み込まれており、 どんな結末が待ち受けているのか、予想しながら読み進めるのが楽しい。 星

          ボッコちゃん 星新一を読んで

          実行力 橋下徹を読んで

          評価★★★ 所用日数2日 組織の上に立つものとして、 メンバーをまとめる方法、 人の動かし方、意思決定の方法について、 非常に個別具体的に説明されており、 橋下氏が知事としてどのように 組織を統率してきたかが理解でき、 自分に当てはめたらどうなるかなとも 想像できて、参考になった。 特に印象に残ったのは、 「現場で判断できずに、 最終的に上まで上げられてきた案件は、 どちらに転んでもおかしくなく、 割り箸で決める」や、 「裁判などと同様、メリット、デメリットが 拮抗してい

          実行力 橋下徹を読んで

          女帝 小池百合子を読んで

          文藝春秋 石井妙子著 評価★★★★★ 所用日数5日 小池百合子という人物の半生を、 緻密なリサーチを基にリアルに 描いたノンフィクション。 先日の都知事選のタイミングで 発売された本だ が、 単なる話題集めの暴露本とは 一線を画す良書と感じた。 著者は、「書くことの罪」よりも 「書かぬことの罪」を重く考えたという。 時の権力者に牙を剥く恐怖は、 計り知れないが、このまま彼女を 都知事にさせておいて、 よいのかという正義感が勝ったのではないか。 小池百合子のサイコパス

          女帝 小池百合子を読んで

          デスゾーン 栗城史多のエベレスト劇場を読んで

          評価:★★★★ 栗城さんのことは、 そのキャラクターと 登頂動画のリアルさに惹かれて、 一時期熱心にに追いかけていたが、 凍傷で指を失ったあたりから、 痛々しさを感じ、 次第に見なくなっていた。 エベレストでの死亡のニュースを 聞いた時は、動揺したが、 大好きな登山をしているときに 死ねるなんて、ある意味幸せなのかな とも感じていた。 しかし、今回この本を読んで、 栗城さんという人物と エベレスト登山の 隠されていた闇が リアルに描かれており、 正直少し気分が悪くなった

          デスゾーン 栗城史多のエベレスト劇場を読んで