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プロフィール

初めまして。タカサカモトと申します。
浦和を拠点に子育て中心の生活を送りつつ、主にサッカーと教育の2分野にまたがって活動しています。
この記事では僕自身のことや現在の活動についてご紹介します。

自己紹介

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1985年生まれの鳥取人です。過疎化が止まらない鳥取で高校卒業まで過ごした後、逆に過密化が止まらない東京へ武者修行に出ました。進学先の東京大学を拠点に色んな場所に顔を出しては、人との対話や人間観察、生き方の模索に明け暮れる日々を送り、気が付くとメキシコの街角でタコスを売って生活していた時期もありました。そのメキシコで後に妻となる女性と出会い、大学卒業と同時に仕事も家も決めずに結婚します。その時から一貫して家庭中心のライフスタイルを貫いていますが、2016年に息子が誕生してからは特に子育て中心の生活を送っており、その合間に働く感覚で生きています。

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小学6年の夏に学校行事で韓国を訪ねたのを機に、いわゆる国際交流や異文化交流、外国語でのコミュニケーションに並々ならぬ情熱と好奇心が湧き、そのまま大人になりました。とはいえ高校卒業までは鳥取弁しか話せないままでしたが、その後20代の間に英語・スペイン語・ポルトガル語を習得し、現在はこれらに加えて韓国語・イタリア語・ドイツ語を学んでいます。

もともと仕事や「キャリア」を意識して海外を目指したり言語を学んだわけではなかったのですが、結果的には仕事にも繋がって、現在の事業を始めるきっかけの一つにもなりました。

というわけで、ここから先はいわゆる仕事の面について、現在の活動内容とそこに至る経緯をご紹介します。

フットリンガル|Footlingual

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フットリンガルという事業を自ら立ち上げて運営しています。その名の通りFootball(サッカー)と Lingua(言語)を軸にした事業活動です。

具体的には主としてプロサッカー選手を対象に、語学習得や異文化コミュニケーションを中心とした学習コンサルティングを行っています。

原口元気選手とのレッスン風景

指導言語は英語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語など選手によって色々ですが、共通しているのは単に語学だけに留まらず、各国の歴史・文化・社会事情など、幅広く国際教養を身につけることを目指した学び方を行っていることです。

遠藤航選手とのレッスン風景

また選手によっては単なる学習指導に留まらず、移籍に際して子供達の学習環境を一緒に考えたり、スポンサーシップなどブランディングに関するアドバイスを行ったり、あるいは引退後も含めたキャリア相談などに乗ることもあります。

クライアント(生徒)は日本代表選手を中心に、いわゆる海外組の日本人選手達(または海外移籍を志す日本の選手達)が大半ですが、日本でプレーするブラジル人選手を指導することもあります。

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ひらがなを学ぶレオナルド選手
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身体技術のプロであるサッカー選手に対し、知的技術面での強化・向上を通じて、更にキャリアを充実させるお手伝いをすることがミッションです。

また、幅広い世代から多くの注目を集めるプロサッカー選手が知的な存在としてもロールモデルとなることで、大人も子どももポジティブな刺激を受け、学びを通じて人生を豊かにしていく喜びに目覚めてくれたらいいな、と願いながら日々の仕事に取り組んでいます。

鈴木武蔵選手とのレッスン風景

ちなみに最近は現役選手だけでなく、元選手でマネジメントやエージェントに従事している方、あるいは弁護士や経営者の方など、スポーツ分野を中心にビジネスパーソンのクライアントも増えてきました。語学や異文化コミュニケーションも教えますが、どちらかというとメンターやコンサルタントのような立場でキャリアに関するアドバイスを行うことも多くなっています。

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語学力・国際教養・豊かな想像力を兼ね備えたビジネスパーソンを増やしていくお手伝い、そして引退した選手が充実したセカンドキャリアを築いていくお手伝いにも、選手サポートと同様のやりがいを感じています。

あとは、たまに通訳として活動します。以前は日本にいるブラジル人選手のサポートが中心でしたが、近年はネイマールやヴィニシウス・ジュニオールなど、欧州クラブ所属のブラジル人選手の来日時アテンドを務めることが多くなっています。

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ひとまず以上がFootlingualとしての主な活動内容です。
更に詳しく知りたい方は、こちらの公式サイトを是非ご覧ください。

ちなみにFootlingual立ち上げ以前の主なサッカー関係の活動としては、ブラジルのサントスFCで広報、Jリーグのガイナーレ鳥取で通訳の仕事に従事した経験があります。どちらも現在に繋がる貴重な経験となりました。

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サントスFC広報部にて
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ガイナーレ鳥取のホームゲームにて

というわけで、ここまで完全に「サッカー界の人間」として色々と書き連ねてきましたが、実は元々僕自身、ここまで深くサッカーに関わる仕事をするなんて計画も想像もしていませんでした。

はじまりはネイマール

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初めてネイマールと会った日に撮影

すべては学生生活最終年だった2011年のある初夏の日、YouTubeでネイマール(当時サントス)の試合映像を観たことがきっかけです。自由奔放で遊び心に溢れた彼のプレーぶりに衝撃を受けた僕は、翌日から急にボールを蹴り始め、その年の暮れに開催されたクラブW杯決勝サントス対バルセロナ戦を現地観戦すると、その翌日に大学卒業後のブラジル渡航を決心し、実際に現地に飛んでサントスの門を叩くと、そのままの勢いで己を売り込んでスタッフに就任してしまい、気が付いたらこの世界に飛び込んでしまっていたのです。サッカー自体は昔から好きでしたが、あの突然の選択と展開は自分にとっても完全に予想外で、今振り返っても少し不思議に感じます。若気の至りなのか天の導きなのか分かりませんが(たぶん両方)、いずれにしても何かの運命だったのかなと思います。

ちなみにネイマールとはサントスで一度対面を果たした後、その数年後に2度にわたって彼の来日時通訳を務めたり、あるいは彼が地元で家族と運営している学校を訪ねて教壇に立ってみたり、色々な縁ができました。本人と直接親しくしているわけではありませんが、彼のお父さんや親戚・友人の皆には現地でも度々お世話になりましたし、その他にもブラジルで幅広く友人に恵まれるきっかけをもらいました。やっぱり不思議な縁ですが、今でも感謝しています。

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MSN(メッシ・サカモト・ネイマール)

教育界の人間として

パラグアイ学校

という風に、ひょんなことからサッカーの世界に飛び込んでしまったわけですが、実は元々ずっと興味があったのは教育の世界で働くことでした。特に高校時代に感じていた自分の学校や既存の教育システムへの強烈な違和感が強い動機になって、大学入学と同時に様々な機会をとらえては現場に出て、主に高校生を対象とした教育事業や活動に従事していました。

そうした経緯もあったので、大学卒業後サッカーの道に進む一方で、教育の仕事も同時に続けていくことにしました。運良くサントスの仕事がリモートで出来ることになったため、生活拠点を地元の鳥取に置いて、近所の学習塾でしばらく働いた後に独立して新たな学び場を立ち上げました。「寺子屋」と呼んでいたこの場所は、再び関東に拠点を移すまで約5年間続けました。以下、写真でその雰囲気や様子をご紹介します。

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寺子屋授業風景
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単に学業成績向上を目指すのでなく、人生そのものを豊かにするリベラルアーツを学ぶ場として立ち上げたこの「寺子屋」は、始めた時は高校生の生徒が2人だけでしたが、最終的に幼児から大人まで様々な世代の様々な人達が集う、なかなか面白い学び場になりました。この寺子屋活動についても、そのうち何か書いてみたいと思います。

また鳥取での活動の合間にブラジルやパラグアイの教育現場を幾つか訪問し、見学して勉強させてもらいつつ、臨時講師・ゲスト講師として教壇に立ちました。日本とラテンアメリカの文化的な交流・融合に興味があった僕にとって、いずれも非常に良い経験になりました。

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ブラジルの日本語塾で特別授業を実施
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パラグアイの高校で臨時講師
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ネイマールによる教育施設でも特別授業を実施


Football × Education

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と、ここまで述べたような形でサッカーと教育の仕事をそれぞれ並行させていく中で、だんだんと両者を掛け合わせた世界で働くことに関心が向かい始めました。すなわち自分が持っている教育・学習面の知見でサッカー界に貢献できて、かつ同時にサッカーを媒介に教育界に貢献できる道です。この方向を模索する中で生まれた着想のひとつがFootlingualで、2017年にひっそりと事業を開始し現在に至ります。

改めてnoteを真剣に始める理由

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Footlingualでは立ち上げ以来ほとんど広報活動を行わず、ごく少数の選手に指導を行いながらメソッドや学習モデルの確立を優先してきました。しかし最近はそれらが固まってくる中で次第に生徒数も増え、肝心の結果(生徒の語学力向上、学習姿勢の変化)も付いてきたため、note等を通じた活動内容の発信にも力を入れていくことにしました。

国際舞台での活躍を志すアスリートやその指導者・保護者の方、サッカーが好きで学ぶことも好きな方、アスリートの生き方や学び方から刺激を受けたい方、外国語の習得や海外文化に関心のある方、ますます国際化が進むこの世界で日本人がいかに生きていくか、そのヒントを探している方など、様々な人に興味を持ってお読みいただけたら幸いです。

よろしくお願いします。

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