Mリーグドラフトを自分なりに振り替える。②

前回はこちら

今更感も漂うけど、Mリーグドラフトの感想を書いています。
時間が経って落ち着いた今だから見れる視点もあるかと思うので、お付き合いください。

赤坂ドリブンズ

別の記事でも色々感想を書いたが、レギュレーションにより選手の入れ替えとなり、Mリーグ初年度から在籍していた村上淳プロ、2年目に加入した丸山奏子プロが退団という運びとなった。
なので、今回は男女1名ずつ、2名の選手の指名となる。

①浅見真紀(あさみまき)選手

今回も最高位戦日本プロ麻雀協会からの指名となった赤坂ドリブンズ。
指名されて思ったのが、この人、そんなに麻雀評価されている人だったんだ、という事。
最高位戦の対局は、ABEMAで放送されているAリーグのリーグ戦でしか見たことが無かったので、失礼ながら浅見選手の対局を見たことが無かった。
今回のドラフトにおいて、越山監督が選手の思考力を試すヒアリングや、トライアウトを重ねて指名するとの事だったので、丸山プロ指名の時の様な育成目的ではなく、即戦力として期待されているのだろう。
浅見選手については実況のイメージが強く、ドラフト前に開催されたMトーナメントにおいても実況を担当していた。
実況のイメージは、場況の説明が丁寧で、かつワクワク感を引き出してくれる感情の乗せ方も上手だと感じた。解説との掛け合いもそつなくこなしていた。つまり喋りも上手。
雀力に関しては問題は無いだろう。起用方法に関しても文句は言わないだろう。いや、言わせないだろう。
丸山プロはおじさん中心の赤坂ドリブンズにおいてマスコット的な存在として人気を博したが浅見選手は37歳、1児の母。おじさん達のまとめ係として機能しそうである。

あさみで変換しようとしたら予測で麻美ゆまが表示された。40代おじさんあるある。ないか。

②渡辺太(わたなべふとし)選手

まず最初に思ったのは、誰?
ドラフトが始まる前には前情報として名前が挙がっていたらしいが、見てない自分には知る由もない。すぐに調べたらネット麻雀「天鳳」の最上位である天鳳位を三麻含めて3度も到達した、ネット麻雀界では誰もが知る有名人らしい。東大卒で医学部を卒業しているとの事。すげえな。
MJしかネット麻雀をしていない自分は全く知らなかった。
ちなみに、前述の浅見選手は次回のMJバージョンアップで、実況者として選択できます。松島桃プロも実況に追加されるとの事。楽しみ。
更に解説にはMリーグではお馴染み河野プロ、サクラナイツ渋川選手が追加。MJは更に楽しくなりますね。何の話だ。
そんな脱線してしまうぐらい情報がない。
なので、天鳳位到達という視点から見ていこう。
天鳳位という単語で、丸山プロ退団にあたり越山監督が餞別の言葉という名の無茶振りを思い出した。
ぜひ天鳳位になって帰ってきてほしい。その時は何をたわけたことを、簡単になれると思ってるのか、これだからエリートは、と鼻白んだものだ。
だがその言葉の意味はこれだったのか、彼を指名するにあたっての当てつけかと。悔しかったらお前も天鳳位取ってみろよ、彼みたいに、と。
これは良くないよ、越山監督。
彼は貴方より高収入なの、とか言われてフラれた事ないだろ、自分も無いけど。

そんな訳で渡辺選手。
天鳳位からMリーガー、朝倉プロの系譜である。
理論の部分は既に出来上がっていると思う。
ただ、Mリーガーは、どのプロも理論は出来上がっており、さらに突き詰めていった結果、理論の外側にはみ出したプレーヤーもいる。
まあそんな事は百も承知だろう。あとはMリーグという舞台に慣れたら自然と結果も付いてくるのではないだろうか。
懸念は、あのスポットライトの下で照らされた女流は真剣な眼差しと相まって5割増しで綺麗に見えると思うので、見とれてしまうのではないだろうか。
赤坂ドリブンズが優勝したのは初年度、まだ男女混合が必須ではなかった頃である。サクラナイツ岡田選手もいなければ、パイレーツ瑞原選手もいなかったのだ。美女はどんな天才のCPUも狂わせる。まつかよも綺麗だぞ、インタビュー大丈夫か。
渡辺選手はまだプロになったばかりで、ファンサービスも覚束ないはず。
それならば赤坂ドリブンズは絶好の環境である。ファンサービスする必要が無いからな。結果さえ出せばいい。

太くないらしい。とはいえ35歳。服の下はひょうすべみたいな腹かもしれない。

セガサミーフェニックス

Mリーガー最年長だった近藤プロが勇退して空いた枠に収まる形。
まあ結構な人が想像した人選だったのではないか。

醍醐大(だいごひろし)選手

これはもう予想通り。
近藤選手の後を継ぐセガサミーのおじさん枠。
2020年最高位。実績、実力ともに十分。
見た目とは違い丁寧な麻雀で、ゆっくりと打点の高い手を組み上げていくイメージ。
数年前から常にドラフト候補として名前は上がっていたが、如何せん華が無かった。特に2、3年前のMリーグはタレント性がある選手を中心に指名していた傾向があったと思う。ルックスだったり喋りだったり。
そしてここに来て近藤プロの勇退。渋めの選手枠が空いた所に綺麗に収まった感じ。実際セガサミーのカラーにもピッタリだと思う。女性3人にいじられても大丈夫な可愛げのあるおじさん。いいじゃない。

おじさんをAIに描かせたらこんな感じになると思う。シルエットだけでもかなり純度の高いおじさん。

ドラフトの感想

そんな訳で全チームのドラフトを振り返ってみたわけだが、BEASTは正直格が落ちるイメージ。
話題先行で結果がついてこない可能性が高いと思う。
年数を重ねれば結果も伴ってくるかもしれないが、来年からのレギュレーションが緩くなったとはいえ(2年連続セミファイナルに進出できなかった場合入れ替えとなる)、最短2年で選手を入れ替えなくてはならなくなる。
その時に誰を入れ替えるのか。結果が伴わない選手なのか、それともタレント性に乏しい選手を入れ替えるのか、チームの方針が問われる形になるだろう。
赤坂ドリブンズは監督を筆頭に少し悪い意味でヒールのイメージがついてしまった。愛されないヒール。オリラジの中田みたいな。
丸山プロ、村上プロの愛されキャラを失った今、監督の思うヒールには遠いイメージになっていると思う。今のところ嫌われ者。
現在のドリブンズは普段顔を出さない監督が強烈なインパクトを醸し出している。現在のイメージがシーズン中選手に影響を及ぼさないように願うばかりである。
セガサミーフェニックスは、魚谷選手の出来次第。MVPレベルの活躍をするのか、それとも昨シーズンのような結果になるのか。もうそれだけ。


今年はオフシーズンもMトーナメントがあったりと見ている側を飽きさせない工夫があって麻雀熱はますます盛り上がっている様子。
個人的には雷電推しだけど、最後までどのチームも目が離せない展開になって、よりMリーグが盛り上がってくれればと思う次第です。


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