SNSの距離感

以前SNSについて書いたが、皆さんはSNSで繋がった人をどう捉えてますか?
今回のケースはSNSでのみ交流がある人、として考えてます。
・知人
・友人
・あくまでもこちらが知っている人、知人でもない
まあ、だいたいこのカテゴリーに区分けされると思う。
中には親友、彼女、嫁なんていう人もいるかもしれませんが、お薬飲んでゆっくり休んで下さい。

自分の場合はSNSで交流のある人は、
・あくまでもこちらが知っている人、知人でもない
のカテゴリーである。袖すりあう事はあれど縁はなし。
そもそもSNSの代表ともいえるTwitterだって16年以上前のサービスである。
日本においても存在を認知され始めたのは東日本大震災以降。12年以上前。
つまり、多くの人は数年前から始めているのだ。
40過ぎたおじさんが誰に頼まれた訳でもなく重い腰を上げてSNSをやってみるなんてそこそこレアケースだと思う。
数年前から始めた人は数百人、もしくは数千人ものフォロワーがいるだろう。そんな何者でもない数百分の一のフォロワーが特別な訳がない。
袖すりあう事はあれど縁はなしといったが、袖すりあってさえいないと思う。遠くでたまたま目が合った、程度。普通に考えて縁なんて生じるわけがない。

個人名は差し控えるが先日、とある麻雀プロを応援するツイートをしたら、その麻雀プロが自分をフォローしていただいた。フォロワー数は十数人なのに。
知っている名前、自分にとっては輝きを発している存在からの初めてのフォロー。正直感激した。その麻雀プロが身近にさえ思えた。

感激したのだが、そこはいい年したおじさん。冷静である。
その麻雀プロはあくまでもエゴサついでに好意的なツイートした人に感謝の意味も込めてのフォローであると。いわばアイドルでいう握手のようなものである。
フォローしてくれた麻雀プロはこれからも引き続き応援はするし、なんなら今やMリーガー超えて一番好きな麻雀プロにランクインしている。
ただ、決してこちらから直接返信ツイートは送らない。せいぜいファボかRT程度だ。

個人的に思うのだが、芸能人、アイドル、スポーツ選手、麻雀プロなどなど、著名人がこぞってTwitterをするのはなぜか。
ファンを集めるため、と思う人は間違っていると思う。
著名人はファンは欲していない。欲しいのは客である。お金を落とさない存在に価値は無い。野暮だから言わないだけ。
ファンという段階を挟んでから客にジョブチェンジしてもらうためのSNSである。
ファン程度の存在が認知してもらおうなんておこがましい。

しかし、距離感を間違っているような人間も一定数存在する。フォローしてもらっただけで知人、友人のカテゴリーに入れてしまうのだ。
そういう人は返信ツイートに相手からの反応を求めた文章を書きこんでくる。多くは質問だ。
例:何気ない独り言に近いつぶやきに対して、〇〇とおっしゃってましたがそれは○○だと思いますがどうお考えでしょうか?と返信ツイートをする。
すごい距離詰めてくるなー。

それでも身近な存在っていうパーソナリティでファンでも大事にしたい人なら丁寧に返信するケースもあるかもしれない。
でもいちいち距離感の分からない痛い人の言う事に反応するのだって骨が折れるだろう。本音は絶対ブロックしたいはずである。

先ほども言ったが、Twitterなんてあくまでも宣伝ツール、ファンサービスみたいなものである。そんな事しなくても人気が出るのなら絶対にしない。

著名人ともなればフォロワー数は少なくても数千人、下手したら数十万人である。
数千人の中の一人、しかもTwitterでしか知らない関係性の人間が、相手にしてもらおうなんて図々しいと思うのだ。
返信ツイートなんて感想で十分。意見なんてとんでもない。

少なくとも、その著名人に存在を認知してもらえる程度のインパクトを持った実績を武器にリベートに持ち込めばいいのに、見たら肩書は大学生、主婦。ただの構ってちゃんじゃないか。(日本の未来を担う大学生や家庭を守る主婦は立派な肩書である。ただ、数が多いので認知の対象ではない。)

SNSは便利だけど面倒、そう考えている著名人は多いと思う。
ファンだったら変に絡まず、応援してます。頑張ってください。ぐらいの軽いコメント。
自分の気に沿わないつぶやきを見つけたらそっと離れればいい。
これぐらいの距離感で接すればいい。
先程も書いたが、著名人が求めているのは客である。まず相手に金を落とそう。話はそれからだ。
貴方にお金を落としました、っていうツイートは素直に喜んでもらえると思うよ。ブックオフで買いましたは嫌われるだろうけど。

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