メンタルやばかったときにわたしがスルーしかけた症状を書き出してみる【たかれん編】

メンタルやばかった時、ありますか。わたしはあります。

中学1年生の時と、大学2年生の時。特に大学生の時は重症で、心療内科に通ったり、睡眠導入剤を服用したりもしました。うつの診断は受けなかったけれど、ギリギリのラインだったと思います。

当時は突然全部崩れたような感覚でしたが、今振り返ると「いや、その前にむちゃくちゃサイン出てるじゃん……」って感じです。身体からも心からも、たくさんのSOSが出ていました。

それを全スルーした結果、大学に通えない、日中に外出できないレベルまで精神を落ち込ませてしまったのです。

今はおおむね良い調子を保てていますが、マミコさんのnoteを読んで「わたしもまとめておきたいな」と思ったのでnoteに書いておくことにしました。

いま書き留めておきたかったのは未来のわたしのためでもある。わたしだってまた忘れてしまうかもしれない。また腰を据えてがっつり仕事を始めたら、知らずしらずのうちに自分を追い詰めてしまうかもしれない。うーん、性格的に、そんな予感はする。

そういうときに、ここに書いたことを見返して自分のメンタルの状態と向き合いたい。

メンタルやばかった時を経験しても、元気なのが続くとつい忘れちゃうんですよね。目に見えないものを意識し続けるのって、言葉で表すよりずっとずっと難しい。

だからこそ、こうして目に見える形でまとめておくのが大切なんだと思います。そうすれば、少しはメンタルの不調に気付きやすくなる……はず。

(挙げてみたら思ったよりあったので、「大学編」「プライベート編」「感情編」「身体編」の4つに分けました。)

大学編

・レポート課題の提出期限を守れない
・90分の講義が気付いたら終わってる
・そもそも始業時間に間に合わない
・大学の最寄り駅で降りられない
・講義とは違う教室に行っちゃう
・黒板に書かれた文字を言葉として処理できない(なんか白い模様みたいに見える)
・簡単な問題がまったく解けない

当たり前にできてたことができなくなったのが、一番しんどかったです。

大学だから単位もあるし突然休めはしないしで、自分のメンタルを見直す余裕はありませんでした。
「まずは講義をちゃんと受けないと」「レポート出さないと」と次々にやらなきゃいけないことがあり、常に追われるような感覚……でしょうか。

ちなみに全部が一気に来たわけではなく、①レポートの期限ギリギリになる⇒②期限が守れない⇒③講義出れない、みたいな感じで順を追って悪化していきました(それぞれのスパンは短かった)。
①や②のラインだと、自己も周りも「怠け」「中だるみ」と判断しがち。自分を叱咤激励するのも必要かもしれませんが、やりすぎは禁物ですね。

プライベート編

・趣味が楽しくない
・本が読めなくなる
・映画に集中しきれない
・人と会うのがたまらなく億劫(相手への好感度など関係なく)
・人に会うと疲れすぎて一日使い物にならない
・なのにとにかく予定を詰め込む
・休日が寝て終わる
・部屋に足の踏み場がない
・お風呂に入れない
・着替えようとして気付いたら30分経ってる

これまで楽しんでいたものが一切楽しめなくなり、一つひとつの行動にかかるエネルギーがとにかく大きくなりました。

もともとは人と会うのも本を読むのも大好きだったので、それができなくなったのはとてもつらかった。

「最近ダメだな……」と気付いた時、まず思ったのは「人にはバレないようにしないと」でした。大学の友達にも、教授にも、家族にも、それ以外の人にも気付かれないように必死だった。
今思うと、その意地は百害あって一利なしだったなと……。確実に症状を悪化させていたと思います。

感情編

・自分が何を思っているか分からない
・幸せそうな映像を見ると虚無感に襲われる
・深夜、布団に入った途端不安な気持ちになって眠れなくなる
・話しかけられただけなのに無性に苛立つ
・苛立ちや不安の説明ができない

人によって振り切れる感情は違うと思いますが、わたしの場合はとにかく毎日イライラしていました。容量よくできない自分への情けなさや成績への焦りみたいなものの裏返しだったんだと思います。

イライラを自分で制御できず、言葉や態度にもひらすら出ていた気がします。当時関わっていた皆さん、本当に申し訳ない……。
そういう、人を傷つけた罪悪感からまた症状が悪化して、相談できなくなり、人に当たり……みたいな負のループがありましたね。

身体編

・寝ていたわけでもスマホを使っていたわけでもないのに電車を乗り過ごす
・食事を摂らなくてもお腹が空かない
・目のピントが合わせにくくなる
・体重が一ヶ月で3kg落ちる
・二週間ずっと悪夢を見る

悪夢を見続けるのが地味にキツかった……。悪夢を見るのが不安で寝るのが怖くなり、眠れないから体調を崩し、また睡眠の質が悪くなり……みたいなループはここでもあったかなぁ。とにかく寝るのが怖かったです。

あとは、身体の信号に気付きにくくなっていく感覚がありました。
お腹が空かない。眠くならない。痣ができても痛いと思わない。生きているのかどうか、段々と分からなくなってくる……みたいな。

振り返って

……いや、見逃したサイン多すぎだろ……自分で軽く引きました。当時のわたし、頑張っていたんだなぁ……。

別にサインが出るのは悪いことではなく、むしろ大切なことなんですよね。サインがなければ気付けない。サインがあるからフォローできる。
実際、わたしが休みを取ろうと思えたのも、「大学の最寄り駅で降りれない」という身体からのサインがあったからです(かなり重症になっていたけれど)。

次からはもうちょっと早く気付けるように、ここを見直したり、自分なりのサインを書き溜めたりしながら、身体と心を気遣ってゆきたいものです。

皆さんも「メンタル不調の時はこうなることが多いなぁ」ってものがあったら、ぜひ教えてくださいね。

感想、コメント、リクエストなどいただけたら嬉しいです。「たかれんのこんな記事読みたい!」があったらDMにどうぞ!