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「わしMVの作り方なんて知らんがな(´・ω・`)」から始まったMV撮影

どうもてつじんです。この間『バーチャル入学式2』の合唱のMVを作りました。これですね。

ぽっちゃりえるさん、という方から依頼されて作った動画です。面白そうだと思い「作りましょう」と引き受けたんですが、当時困ったことが起こりました。

それは「わし、MVなんぞどう作ったらいいか知らんがな(´・ω・`)」でした。

仕事面でも、クリエイティブから離れてきたジジイです。MVなんぞ撮影したこともない。VRで今まで撮影してきたものも、比較的ギャグ的要素が大きいものばかり。しかも6本しか作ってない。一番まともなのがこれ。

わしにまともなMVなんか作れるのか?しかもバーチャル美少女ねむさんを筆頭に、結構著名なVTuberさんが出るんだぞ?絶対に素人が手掛ける案件じゃない、やべぇ('A`)ウヘァ

そんな初心者丸出しなてつじんが、どうやってあのMVを完成させるに至ったかまでを教えます。

まずは理論武装

そもそも動画撮影の知識が全くなかったので、まずは撮影の仕方について学ぶことにしました。「動画 撮影」で検索して出てきた Kindle Unlimited本をいくつか読み理論武装。なんとなく綺麗なシーンを撮るな!なんでそのシーンを撮るのか考えろ!的なことを習得しました。

その次は、MVの作り方についてYoutubeで検索し勉強。ドラマっぽくするなら動画のフレームレート(つまり1秒間のコマ数)を24fpsにするだとか、歌の合間にスローモーションの部分を入れるといいだとか、そんなことを学びました。

MVの分析

その後は実際にMVをいくつか視聴。歌の部分はアップで撮ること多いなとか、スローモーションの部分はこんなストーリー性があるなとか。

加えて、今回使用した歌「いつかこの涙が」のMVを何度も見ました。歌詞と照らし合わせながら「このシーンはこういうことを表したいんだなぁ」とか、この歌はこういうことを伝えたいんだろうなぁ、的なことを考えていました。

ストーリー作り「何を伝えたいか?」

理論武装と分析が終わったら、MVのストーリー作りに入りました。「なんとなく綺麗なものを撮るな!何を伝えたいのかを考えろ!」という教えには従ったわけです。

なので、ストーリーを作るためにバーチャル入学式2のアーカイブを見ました。そもそもバーチャル入学式ってなんなのか、なんで行ったのか、どんなことが行われたのかを知りたかったわけです。

その後は「いつかこの涙が」とバーチャル入学式が持つ共通点を考えたり、どんなストーリーだったらバーチャル入学式の内容に沿ったものになるかを考えてました。

ワールドを回ったりしつつも、出来上がったざっくりストーリー、及びメモ内容がこちら。

SteamCityで暮らす学生たち。同じ学校、別の部活に入っている友達同士の生徒たち。放課後に彼女らが仲良く楽しそうに過ごしていたり、時には困難で挫けていたり、励まし合ったり。そんな青春を醸すようなMVを撮る。

スクリーンショット (474)

具体的なストーリーとシーン作り

その後は、歌詞の内容とストーリーの整合性が出るように、MVを構築していきました。

例えば、歌の1番でねむさんが『1人で下校→他の3人と出会う』なのは、歌詞の序盤に若干の孤独感というか、自分と向き合う個人的な苦しみというか、そういうものを感じ取れたからです。

歌のシーンにも、一応意味を持たせて撮ってみました。「そう誰より君が努力していたから」の部分がアップかつカメラ目線なのは、動画視聴者に声をかけているイメージだったためです。

最後の部分で夕日が沈む桟橋?の方に走ってもらったのは、「眩しい未来が待っているから」のとおり、未来に向かって挑戦していく、向かっていく感じを出したかったからです。

スクリーンショット (476)

撮影シーンを具体的にイメージ

なんとなくシーンを決めて撮影すると痛い目を見ると思ったので、撮影シーンごとにこんな感じの絵コンテを作りました。

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こうすると、どんな感じで撮れるかもイメージができるし、撮影時にも何を撮ればいいかすぐ思い出せるので便利でした。

こんな感じで内容を決めて撮影に臨み、撮ったものを編集して、できたのがあのMVというわけでした。

理論武装×分析×準備でMVいけた

プロからしたらこのMVは結構稚拙かもしれない。でも、読書で理論武装して、他のMVの分析をして、時間かけて準備をしたらあら不思議!結構素敵な作品が出来上がりました。

なので、多分他の人もあれくらいのMVは作れる!と思う!理論武装とかで時間はかかるけれど!

というわけでMV作ったことないけど作りたいと思う人!がんばれ!いけるぞ多分!

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