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Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-

正直言って、「Fate」シリーズはまともに追っていない。ゲームはやったことないし、テレビアニメもきちんと見たことがない。ここ最近の劇場版を何本か見ているだけだ。

本作「ソロモン」が「Fate」シリーズ中の「Grand Order」と呼ばれるゲームを基にした作品であり、その原作ゲームを基に複数のアニメ作品が作られているということも何となく認識はしている。
そして、原作ゲームのどの部分を切り取るかによって主人公が変わるから、テレビシリーズの「バビロニア」や本作「ソロモン」と、去年から今年にかけて2部作として劇場公開された「キャメロット」は同じ「Grand Order」でも主人公が違うのだろうというのは何となく分かってはいる。

でも、他の「Fate」シリーズ作品も色々と分裂しているようだし、よく分からないというのが本音といったところであろうか。

とりあえず、他の「Fate」シリーズ作品はともかく、この「Grand Order」に関していえば、典型的ななろう系って感じに思えた。
日本人が人類、世界を救うマスター、ヒーローになり、歴史上の偉人から敬称付きで呼ばれる=敬意を持たれるといった若干のウヨ要素を含んだ要素なんて、いかにもなろう系なストーリーだと思うしね。

まぁ、主人公がレオナルド・ダ・ヴィンチを女体化させたキャラをダ・ヴィンチちゃんと呼ぶのは好きだけれどもね。

とりあえず、オールスター映画っぽい感じは嫌いじゃないです。

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それにしても、人類滅亡の危機がある2017年の話を2021年に見るというのは不思議な感覚だ。

そして、人類滅亡の危機を描いていることから、当然、死生観がテーマにもなっている。

なので、コロナ禍の世の中でこの作品を見ると、嫌でも現実世界と比べて見てしまうことになる。

新型コロナウイルスが突然、症状が悪化し、場合によっては、そのまま死に至る病気であることから、どうしても、コロナ禍になってから、自分が死ぬ時のことを考える機会が増えてしまった。

ぶっちゃけ、ほぼ毎日考えている。

だから、この作品で人類滅亡を回避するために戦う者たちの姿を見ると、どうしてもコロナ禍の現在の世の中を重ねたくなってしまうんだよね。

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それにしても、シネコンでアニメ映画を見ると、色んなアニメ映画の予告編が上映されるけれど、自分みたいにあらゆるタイプのアニメ映画を見る人ってのは少数派だから、あまり効果ないと思うんだよね。

「Fate」みたいな作品が好きな人は、「ARIA」みたいな作品には興味を持っても、「岬のマヨイガ」とか、「アイの歌声を聴かせて」、「フラ・フラダンス」みたいな実写の俳優やタレント、アイドルなど本業でない人が声優を務めているテレビアニメの劇場版でないアニメ映画には興味を持たない。
また、イルミネーションやドリームワークスなどの海外作品にも興味を持たないし、「クレしん」や「ドラえもん」などファミリー向けテレビアニメの劇場版にも興味を持たない。

逆に「クレしん」を見に来た人は、イルミネーションやドリームワークス作品には興味を持っても、「ARIA」とか「ヤマト」には興味を示さない。

劇場側はアニメを十把一絡げにしているところがあるんじゃないかなとは思う。まぁ、自分みたいに何にでも興味を持つ人間がいるから、下手な鉄砲数撃ちゃ当たるみたいな感じで、何でもかんでも流しているのかも知れないけれどね。

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