10,000円からのセカンドライフ

「全てを選べるということは、何も選んでいないに等しいのだから」

作家で元東京都知事の猪瀬直樹さんの小説からの一節だ。

あなたは、就職や転職活動をしたことがあるだろうか。また知人や家族から仕事に関する相談を受けたことがあるだろうか。今まさに、理想の新生活に胸を躍らせている人もいれば、現実とのギャップにもがき苦しんでいる人もいるだろう。

様々な思いの中での、選択と決断の結果が今のあなた自身であるともいえる。

今回紹介するのは、北海道上川町渾身の企画「カミカワークプロジェクト」。この企画は、総務省の「地域おこし協力隊」の制度を活用し、「カミカワークプロデューサー」の名のもと、企画力と発信力を兼ね備えたキラリと光る人材を募集するプロジェクトで、現在4種のプロデューサーを道内外から募集中だ。

このプロジェクトを始めたのは、上川町役場産業経済課移住定住グループの松原航平さん。現在、移住にまつわる町の仕事を一手に引き受けている。

松原さん曰く、埋もれていた上川町の魅力を発見・発信するためには、発信者自身が楽しんで学び続けられることが大事だと考えているようだ。

そこで、本プロジェクトでは各プロデューサー(協力隊)のライティングスキルや発信力向上のために、人気講師による各種講座を開催し、上川町特有の地域資源にヒントを得ながら、プロデューサーの「やりたいこと」や「経験したいこと」に光をあて、コアの部分を徹底的に掘り下げているとのこと。

本プロジェクトではこれまで、プロデューサーとまちの若者たちが企画した野外音楽フェス「音プロジェクト」を開催したほか、今後は新たな試みとして犬ぞりのイベントも何やら企てているようだ。

松原さんがこのプロジェクトをはじめた背景には、「田舎マチで何もないと思われていた上川町を、たくさんの人に魅力的だと感じてもらいたい。何よりも、今この町に住んでいる人に上川町を誇りに思ってもらいたい」という、熱い気持ちがある。松原さん自身も、7年前、縁あって上川町にやってきた移住者のひとりだ。

そこで松原さんは、今住んでいる人も移住者も、そして上川町に興味を持ってくれた全ての人が、自ら楽しんで関わり合あい、発信する町づくりを目指して、プロデューサーの募集を開始した。そして「やりたいこと」の掘り下げを、プロデューサーと並走するように進めている。

わたしは、松原さんの活動をとおして「まちづくりは人づくりである」と感じた。

そして、人づくりとは、一見足し算のように思えるが、実は引き算なんじゃないかと感じはじめた。

私は誰なのか。何がしたいのか。なぜここにいるのか。なぜ今の仕事に就いたのか。何を大切にしてきたのか。何を大切にしていきたいのか。将来どうなりたいのか。一言でいうと?一枚の絵に描くと?

誰しも心の中に、ひとつぐらい「実現したい自分」や「挑戦したいコト」があるのではないか。進学・就職・引っ越し・結婚など、人生の岐路で思い悩み、もがき苦しんだ経験があるのではないか。選択と決断の結果が「今」だ。

一方で、時計の針を巻き戻すことはできないけれど、もしもあのとき違う選択をしていれば…と思いを巡らせた経験もあるのではないだろうか。

そんなあなたの想いを形にすべく、カミカワークプロデューサーたちが立ち上がる。

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 挑戦し続ける北海道上川町のカミカワークプロデューサーの「彼ら」や「彼女ら」のチャレンジに、あの日あの時の思いを乗せて、田舎暮らしに心を寄せてみませんか。

 今回の田舎暮らしの「セカンドライフ」企画に共感いただけた方は、以下の○○からエントリーしてください。
 ふるさと納税の返礼品、10,000円からのセカンドライフ企画の寄付額とリターンは以下のとおりです。

10,000円【お手紙、お電話コース】
カミカワークプロデューサーからの日々の活動報告が受けられます。あなたにかわって田舎暮らしを満喫する若者たちが、あなただけに特別なメッセージが届けます。

1,000,000円【セカンドライフコース】
カミカワークプロデューサーが、あの日あの時あなたが諦めた夢の続きを、ほんの少しだけお見せします。でも、少しだけですよ。。。

全てを選べるということは、何も選んでいないに等しいのだから。

【カミカワークプロジェクト】
上川町役場 TEL 01658‐2‐○○○○
URL:●●●●

新しいふるさと納税の返礼品を開発しました。

というライティング講座が以前あり、そのとき書いた文章です。
モノより想いで。プライスレス。

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