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渋谷系の代名詞、ピチカート・ファイヴ

ICEで「渋谷系」を知った僕は、その後、渋谷系の代名詞であるピチカート・ファイヴに手を出した。この頃(94年)はピチカートが一番「ノッてる」時期である。絶好調のピチカートが出したオリジナルアルバムが『OVERDOSE』で、僕はそれを購入した。

この『OVERDOSE』には「東京は夜の七時」「ハッピー・サッド」「スーパースター」「陽の当たる大通り」というピチカートを代表する名曲が収録されている。

バブル時代は「今日は渋谷で5時」だったかもしれないが、渋谷系は「夜の7時」だ。あれから25年経ったが、ピチカートはいつでも夜の7時。

曲はもちろん「渋谷系」で小洒落てるんだけど、小西康陽のセンスはアートワーク全般に及ぶ。「ハッピー・サッド」「陽の当たる大通り」のMV見て思ったけど、ヴィレッジヴァンガード的オシャレさがここに凝縮してるな、と思った。この世界観の部屋にしたくてヴィレヴァンに通い、オシャレポストカードを買ったりするわけだ。

『OVERDOSE』の翌年に発売された『ROMANTIQUE 96』も購入した。「96」とあるが、発売は95年。『OVERDOSE』の明るいポップスに比べると『ROMANTIQUE 96』は少し影のある曲が多い。そして斬新なアレンジ曲もいくつかある。

『ROMANTIQUE 96』の中でどうしても気になる曲があった。それが「Good」という曲。なんか癖になるんですよね、この曲。

どうやらカバー曲のようで、オリジナルはプラスチックスというテクノバンドで1980年にリリースされたものだそうだ。こんなオシャレで斬新な曲を1980年の日本で発売されていたのが驚き。時が経ち、YouTubeでオリジナルの演奏動画を見ることができたが、いろいろ凄すぎる(笑)。



ちなみにプラスチックスでキーボードを担当してるのは、後にJUDY AND MARYやGLAY、Hysteric Blueのプロデューサーとして知られる佐久間正英氏。


『OVERDOSE』『ROMANTIQUE 96』あたりを聞きながら受験勉強してたなーという記憶が。まぁ全然勉強してなかったんだけどな。


街歩きで生計をたてて生きていきたい...