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2019年8月の読書と振り返り

暑くて基本はどこにもでかけなかったような気がするが、もうすでにあまり覚えていない。記憶力の老化なのか、記憶に残るようなことをしなくてダラダラ過ごしてただけなのか。どっちもだと思うけど。


M 愛すべき人がいて

人生で一番たくさん聞いたアルバムはおそらく浜崎あゆみの『A BEST』だと思う。発売されたのは2001年3月。新百合ヶ丘修行時代。毎晩毎晩テレホタイムになるとインターネットに接続して、テキストサイトを更新してた。高校時代に買ったケンウッドのミニコンポ『アローラ』の調子がいよいよ悪く、パソコンで聞いた。まだこの頃はavexもCCCDじゃなかった。

この調子で書いていくと、1記事書いてしまう文量になりそうなのでやめておこう。本の内容は淡々とした感じで、物足りないと言えば物足りない。でも、この本を読んでる世代は、青春時代の淡い思い出とセットで浜崎あゆみの曲を覚えているはず。自分の思い出を足せばこの本もちょうど良い濃さになるんじゃないだろうか。

あゆは大好きな人に手紙を書くために歌い始めたのですが、この曲がリアルタイムの大好きな人へのお手紙の最後か最後から2番目だと理解してます(最後のリアルタイムお手紙はやっぱり「M」かな)。これ以降のあゆは「大スター浜崎あゆみ」としての鎧をかぶってしまったように思います。

金光さんの記事、特にこの部分めちゃわかる。確かにその通りだなと思う。

最初の頃からずっと浜崎あゆみは「不安」を歌っていたような気がしてた。僕は「苦労して掴んだこの状況から落ちてしまうこと」への不安だと思ってたけど、それもあるとは思うけど、それよりも同世代の女子と同じように恋の不安だったんだなぁと。だからこそ普通の同世代が共鳴したのかもしれないね。

週刊Gallop(ギャロップ) 8月18日号

先月からちょいちょい買ってしまってたが、これで一旦やめ。しかしディープインパクト、キングカメハメハという2大種牡馬が相次いで亡くなるとは思ってもいなかった。

三国志―演義から正史、そして史実へ

史学ってこういう感じなんだろうなーと。ある事象について他の文献と照らし合わせて検証していくみたいな。

ハチミツとクローバー

昔に読んだことあったが、改めて買い揃えてみた。森田、はぐの天才性への憧れと、竹本への共感。この作品の人気はこの辺が要因だろうか。

四月は君の嘘

アルを眺めているときに目に止まった作品。僕は知らなかったけど、どうやら人気の作品なようで。いろんな伏線が有馬公生最初のステージに繋がってるあたりが見事だなーと。最後、一瞬「逆転ハッピーエンドか?」と期待したんだけど、やっぱり悲しい結末でしょんぼりした。

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

TLで話題になっていたので購入。岩田さんは前から好きな経営者。この本も良かった。定期的に読み返したい。

真説 光クラブ事件 ―東大生はなぜヤミ金融屋になったのか―

光クラブについては結構調べたし、テレビでの特集などもわりと見てた。改めて他の真実は無いだろうか?とブックオフでこの本を買ったが、現在光クラブについての「元ネタ」はだいたいこの本なんだなってことがわかった。新しい真実を知ることはできなかったが、常に参照元になってるこの本ってすごいなって思った。

「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

けんすうさんがツイートしてて、良さそうだったので購入。ナラティブとストーリーのあたりとか全然知らないことだったのでタメになった。一回読んだだけだと覚えられない(本には読み返さなくていい、みたいなこと書いてあったけど...笑)。

ドキュメント パナソニック人事抗争史

ブックオフで購入。もしこの本に書いてあることが概ね事実だとしたら結構ヤバイなー。新興企業である僕らには関係ない...というわけでなく、セクショナリズムや派閥などは気を抜くとすぐに出現する。気をつけたいね。

本業転換――既存事業に縛られた会社に未来はあるか

パナソニックの本のあとはこれ。パナもブラウン管に固執し、そのあとはプラズマに賭けて失敗したけど、それまでの主軸を変えるのは簡単なことではない。この本では「pivot」に成功した企業と失敗した企業を対比しながら綴ってるので、どこでどう間違えたかわかりやすい。ベンチャーも「本業転換」はよくあることなので、対岸の話ではない。

さよなら私のクラマー

『四月は君の嘘』の作者の現在の作品。女子サッカーをテーマにした作品はめずらしい。わりとあっさり進んでいくんだけど、なんだろ、とても読みやすくて良い。連載中などで引き続き楽しみ。

さよならフットボール

『さよなら私のクラマー』の前段の作品。のんちゃんがサッカーできて本当に良かったなー。

3月のライオン

何度か手に取り、1巻だけは読んだことがあったが、意を決して全巻買い揃えてみた。「いじめ編」「誠二郎編」はイライラしながら読んだ。みんな幸せになってほしい。二海堂はモデルが村山聖だとすぐにわかるので、早い段階から悲しい気持ちになる。

まんが親

吉田戦車作品は昔からちょいちょい読んでいるのだが、ブックオフで偶然見つけて「こんなのも描くんだ」と購入。不条理さは無いが、つい笑ってしまう箇所が多く、結局全巻買った。

第101回全国高校野球選手権大会総決算号

甲子園はあまり見れなかったけど、履正社初優勝おめでとう。昨夏もそうだが、準優勝チームをメディアは持ち上げすぎなんだよなー。確かに去年は吉田輝星、今年は奥川がいたんだけど、優勝チームをもっと賞賛して欲しい。今年の履正社は目玉となるような選手はいなかったけど、井上広大が甲子園の活躍で評価上がったと思うので、ドラフトでどうなるか。エース清水は数年後に「即戦力」でドラフトを賑わして欲しい。


漫画も含めてたくさんの本を読んだ月だった。この記事としては、浜崎あゆみにスペースを割きすぎた。

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