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小雨と寒さに負けず、緑豊かな長沼公園散策と有名な「斜面御殿」を見物した話

天気予報を見たら雨が降らなそうだったので「まち歩き」をすることにしたGW初日。できるだけ遠いところに行こうと、とりあえず京王線最寄りの千歳烏山に。

下り方面の各駅停車に乗り、どこに行くかを考えた。路線図と地図を見ながら考えた結果「長沼」ってとこで降りることに決めた。平山城祉公園と北野の間の駅。ポイントは「行ったことない」「近くに川がある」「大きな公園がある」の3点。目的地も決まったので、バッグから本を取り出した。長沼駅まで40分くらいかな。だいぶ読めるぞ。電車の中での読書ってなんであんなに捗るんですかね。(15分くらい読んだら眠くなったので寝た)

電車に揺れられること40分近く。ようやく到着。ちなみに急行とかを駆使していくともっと速く行けます、たぶん。

多摩の方の京王線の駅はだいたい同じ感じ。人はあまりいませんでした。

駅の北側には川が流れている。まずは川を見に行こう。それにしても寒い。突然の寒波。とぼとぼと歩いていくと橋が。長沼橋。長沼橋の上は一段と寒い。川の上を冷たい風がビュンビュン吹いてる。

長沼橋の上から浅川と湯殿川が合流する地点を撮影。緑がきれい。晴れてたらもっときれいだっただろうに...。

平山方面はこんな感じ。奥の方に見える山の斜面にカッコ良さそうな建造物が見えた。何だろうあれ。

川には降りられないっぽいし、橋の上はめちゃ寒いし、お腹もすいてきたので、長沼駅に戻った。戻ったはいいけど店が無い。コンビニも無い。どうしたらいいのか…。と、ふと遠くを見ると何かの看板が。「山田うどん」の看板じゃないか!

(駅南側の様子。畑とタンポポ、そして山田うどん)

はい、というわけで山田うどんでお昼ご飯です。家族連れやご老人、近所の作業員など、店は混雑していました。ざっと見る限り、この店しか無いからな。山田うどんって初めて来たけど、富士そばと日高屋を足して2で割って5を引いた感じなんですね。(ちなみに帰宅後、奥さんに「山田うどんに初めて行ったわ」と報告したところ「いや、前に一緒に行ったことあるから」と言われました。こういう記憶がマジで欠落しちゃうのが悩み…)

お腹もいっぱいになったので「大きな公園」に向かうことに。長沼で降りる決め手となった「大きな公園」が長沼駅南側に広がる『長沼公園』。山田うどんがある北野街道から一本入った道を進みます。水路沿い。

(めちゃめちゃ長閑な田園風景)

(セリの仲間だと思うが、謎の植物が水路に繁茂)

水路の突き当たりに「六社宮」という神社があった。地域にあった六つの社を合祀して作られたようです。

境内はやや寂れていて、駐車場かよってくらい車が停まってた。でも神楽殿もあってそれなりに由緒ある神社のようだ。

六社宮を後にし、先ほどの水路に戻り、いよいよ長沼公園に。

(「つけびの村」で見たことあるような風景)

鬱蒼とした木々の間の小道を進むと長沼公園の入り口らしき場所にたどり着いた。道が二つあり、右の方は険しいっぽいので、左の道を進むことに。

こんな感じの簡素な石畳になってる部分と粘土質の土がむき出しの部分とが交互でやってくる小道。まずは石畳。しかし長沼公園に入ったあたりから急に雨が降ってきまして…。道を進んでいくと木々はさらに鬱蒼としてきて、それが天然の屋根のような役割をはたしてくれて、意外と雨は気にならない。ただ地面は滑りやすくなっているので慎重に足を進めていきます。

(見上げるとすごい高い場所に藤の花が咲いてる)

(マムシなんてみたことないよ...怖いよ...)

だんだんと勾配がきつくなり、軽い登山、とまではいかないものの、トレッキングのような趣き。どんどん登っていくとやがて頂上っぽい場所に到達。

(頂上の展望台的な??)

おー、これは良い景色。気持ちいい。繰り返しになるが、天気が良ければ、もっと良かったと思う。でも冷んやりした今日のような気候もそれはそれで良いんだけどね。左手の方の山々はあきる野、青梅の方面。

というわけで、頂上的なとこで良い景色も見たので、下山していきます。

(下りはより一層滑りやすくて怖い)

順路を進んでいくと脇に抜ける階段が出現。雨も強くなってきたし、道も滑りやすいから舗装された道路に出るのも無しじゃないなーと思ったけど、「下り階段恐怖症」の僕としてはこの急な下り階段は難易度高すぎる…。

(怖すぎ...)

下り階段は無理なので、再び順路を進むことに。それにしても遠くに見えた階段はなんなんだろう。階段の上には平地がある。雨乞いの儀式をやった祭壇みたいだ。

(とにかく緑に溢れてる)

(また階段出現。ここはもう進むしか選択肢は無い...)

もう少しで下山完了し、公園を出るぞーってあたりの木の影に先ほど長沼橋から見えた建物が見えてきた。いつの間にか近づいていたようだ。せっかくなので見に行ってみようと、公園を抜けて謎の建造物方面に向かって歩みを進めていった。

公園を出るとそこは住宅地。かなりの高低差あるエリア。かつて仕事で通っていた新百合ケ丘を思い出した。

(急な階段があるな...)

(良い感じの階段ではある)

階段を登り、住宅地を歩いていくとやがてそれは現れた。『ヒルサイドテラス平山城址』と言う名のマンション。どうやら有名なマンションっぽい。

「山の上に、要塞のような豪邸が…」 このマンションを初めて訪れた人は、例外なく建てられた環境に驚くだろう。 筆者もそのひとりだ。場所は八王子市に広がる北向き斜面の多摩丘陵。背後と左右を原生林に囲まれた、里山のようなロケーションだ。そこに、7戸×6棟、計42戸がひな壇状に並ぶ。設計を手掛けたのは、斜面開発を得意とした建築家で「斜面の魔術師」の異名もあった株式会社サムデザインの井出共治氏。
里山にそびえる“段々御殿” -ヒルサイドテラス平山城址 - マンションと暮せば by SUUMO

道からは上手く写真を撮ることができなかったが、存在感がすごいし、カッコいい。でもちょっと不便そうではあるが、とにかく自然豊かで、眺めも最高そうだ。

もうちょっといろいろ見てみたかったが、いかんせん雨が...寒いし...心も折れてきたので、帰ることにした。帰りは長沼駅ではなく平山城祉公園駅から帰ることにしよう。

平山城祉公園駅に向かう道にあった無人販売。なんだろう、これ。山菜かな?1パック100円なので試しに買ってみようかと思った(買わなかった)。

(浅川越しに見える平山住宅(団地)。昭和レトロ)

そうこう言ってるうちに平山城祉公園駅に到着。天気が良ければ平山城祉公園も見に行きたかったけど、まぁそれは別の機会に。(おわり)

街歩きで生計をたてて生きていきたい...