見出し画像

桜上水から浜田山まで、神田川沿いの住宅地を歩いてみた【公園巡り】

千歳烏山駅から本八幡行きので電車に乗った。乗った瞬間からお腹が痛かった。もうすぐで10月になるというのに暑い日が続き、アイスを食べ過ぎたのが原因かもしれない。とにかくお腹に不安があった。

今回の街歩き。候補は2つあった。住吉で降りて錦糸町あたりまでを散策するコース、上北沢から松沢病院あたりを散策するコース。どちらにしても京王線〜新宿線であるので、ひとまず自宅から千歳烏山に向かったのだ。

電車は千歳烏山を出発し、芦花公園、八幡山と過ぎていく。お腹は痛くなっていく。このまま乗っているのは不安すぎるので、次の上北沢で下車した。

画像1

不思議なもので、電車を降りるとお腹の具合はよくなってくるものだ。「それじゃ松沢病院の方にでも行ってみるか」と歩を進めた。「松沢病院」とは戦前からある精神科の専門病院。「解放病棟」を実施するなど、当時としては先進的な病院だった。また多くの著名人も入院していたことで知られる。

線路沿いを八幡山方面に歩いていくとすぐに松沢病院正面に出た。「ここかー」と思ったが、病院周辺を散策するってのもアレだなと思い、計画を変更することにした。

お腹の痛みが落ち着くと、今度は空腹がやってきた。忙しいお腹だ。さてどうするか。「そうだ、あぶらー亭に行こう」。上北沢の隣、桜上水にある、あぶらーめんの名店を目指し、進路を変えた。

画像2

曇天模様の桜上水駅。駅の南側には日大文理学部や日大櫻丘高校、都立松原高校などがある。前回一之江にもあったが、この街にもタピオカ屋さんがありました。

画像3

駅前の空き地。もうずっと前から空き地。どうするんだろう。

画像4

駅を出て桜上水商店街を進むと甲州街道があり、そこには名店が...

画像5

じゃーん。昔から定期的に通っているあぶらー亭。久しぶりに来たぞ!

画像6

これが「あぶらーめん」である。非常にシンプルだが、バランスがとても良い。他の店だと味がいびつな感じもするあぶらーめんだが、このあぶらー亭のあぶらーめんは嫌な感じが全くない。この日はお腹に不安があったために注文しなかったが、チャーハンも美味。

画像7

お腹がいっぱいになった。店の前は甲州街道。このまま北上すれば西永福駅に出る。とりあえず西永福駅に向かって歩いてみることにした。井の頭線に出た方が家に帰りやすいから。

画像8

セブンイレブンの隣あたりに良い感じのお店があった。

画像9

良い感じのお店のすぐ隣にある荒玉水道道路を行く。この道路、ほぼずっと真っ直ぐで、和田堀公園を抜けた妙法寺あたりまで続いている。

画像10

暗渠化した玉川上水の上の公園が横切る。

画像12

玉川上水を越えるとすぐにあるのが下高井戸公園。

画像13

良い感じの井戸があるなーと眺めていたら、5歳くらいの男の子がやってきて「今日は水出るかなー」とつぶやきながらハンドルに手をやった。どうやら”何も知らない”僕に水が出ることを教えてくれてるのかもしれない。「水が出るんだー」と話を合わせながら、ハンドルを下げるのに苦戦している男の子をそっとサポートした。ポンプから水が出てきた。「おぉ、水が出た」と言って男の子を見ると、若干満足げな様子だった。

井戸から出てきた水を触りながら「(井戸の隣の)水道よりも井戸の水の方が冷たいね。」と言ったら、男の子は水道の蛇口をひねって水を触った。「ぬるい!」と言って、今度は井戸の水を触った。「冷たいー!冷たいー!」とテンション上がりながら遊具の方に走っていった。

画像14

下高井戸公園に並んであるのが下高井戸おおぞら公園。こちらは遊具は無く、大きな広場がある。子供連れの親子がテントを張ったり、ボール投げをしたりして楽しんでいた。

画像16

下高井戸おおぞら公園に並ぶように下高井戸運動場がある。

画像27

下高井戸おおぞら公園、下高井戸運動場は神田川に面している。この一帯は緑も多く、良い環境だなぁ。このまま川を渡って北上すると永福町と西永福の間くらいに出る。このまま予定通り西永福に行くと「撮れ高」が少なそうだ...ということで、浜田山まで行ってみることにした。

画像17

おしゃれな邸宅もあったりする。徐々に街並みに高級感出てくる。
神田川沿いを進んでいくと、だんだん見慣れた景色になっていく。かつて2年ほど浜田山に住んでいたので、このあたりは散歩で何度か歩いたことがある。あの頃とそんなに景色は変わらない。

画像18

しばらく行くと賑やかな音が聞こえてきた。音のしている方に近づいていくと下高井戸浜田山八幡でお祭りがやっていた。そんなに広くない境内にぎっしりと屋台が。なんかライブもやってた。

画像19

さらに神田川沿いを進んで行くと左手に塚山公園が見えてくる。ここは縄文時代の住居跡の遺跡でもある。土器や石器、竪穴式住居跡などが見つかったそうだ。

画像20

公園内の丘の上には池がある。ちょうど鯉か何かがジャンプして、波紋が広がった。なんか幻想的だ。

画像21

竪穴式住居跡のレプリカもある。UFO感ある。

画像22

塚山公園近くの橋。溢れ出る高級感。「日本一ポルシェが売れる街」とも言われる都内屈指の高級住宅地「浜田山」。塚山公園の横を通る鎌倉街道を進むと浜田山駅だが、その前に行くとこがある。

画像23

浜田山に住んでいた頃に時折やってきた柏の宮公園。広くて気持ちの良い公園なのでおすすめ。「柏の宮」の由来は以下の通り。

「柏の宮」の名は室町時代、太田道灌がこの地に、鎌倉鶴岡八幡宮の別殿(現在の下高井戸八幡神社)を柏木左右衛門に建立させたことまでさかのぼります。江戸時代には、神社のあるこの地域は「柏の宮」と呼ばれており、その名称を公園名として残すことにしました。
https://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/04/hamadayama/1007307.html

画像24

公園の端には水田や池もある。水田は今は既に刈り取られたあとっぽくて、水は張ってなかった。夏場なんかは水もあって、夕涼みに良い。昔、病んでた頃、夜に奥さんと散歩したり、ポケモンGOをしにきたり。いろいろな思い出がある公園でもある。

画像25

一周400mくらいのランニングコースもある広場。この日もランニングしてる人たちがちらほらいた。基本的に人は多く無い。

画像26

柏の宮公園をあとにして駅に向かうことにした。整然と並んだ街路樹が続く道。左手にあるのが浜田山屈指の高級低層マンション「パークシティ浜田山」の建物。

画像27

線路近くからの一枚。こないだの台風の影響か、折れた木もちらほら。
SUUMO見たら、中古でも8,000万円くらいするみたいだ。ワンルームでも4,000万円。僕がいた頃は一部まだ建築中だったけど、すっかり完成し、この一帯は街のような感じ。

画像28

そんなこんなで浜田山駅に到着。周囲の住宅の高級感に比べると、駅や商店街はわりと庶民的。とても住みやすい街だったなぁ。家賃高かったけど。あと、浜田山駅に電車止まる時、めっちゃ斜めるんだよな。

そろそろ涼しくなってもらわないと、遠出して街歩きできないなー。

(おわり)


街歩きで生計をたてて生きていきたい...