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普通のまちを歩いて記録するマガジン

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地図は読めなくて迷子になっちゃうんだけど、迷子になったことで発見することもあるよね。
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#おでかけ

多摩ニュータウンの原点「永山」「多摩センター」の団地巡り

引越しを考えているんです。いや、考えているというか「する」ことは我が家では決定しているので、あとは物件次第。ずっと賃貸だったのですが、良い機会なので購入しちゃおうかと。購入となると「まぁ何となくここでいいんじゃない!」という軽い決断ができないので、少し慎重になってます。 もろもろの条件などを考慮して、東京の西の方で探しています。というわけで、今回は引越し先有力候補の街、永山を歩いてみました。 永山(京王永山)は今回で2回目の訪問。前回は内覧だけで帰りましたが、今回は街の雰

サクっと行ける山あいの街「青梅」の一大イベント「青梅産業観光まつり」を見てきた

土曜の朝目覚めてTwitter見たら「3連休は...」みたいなツイートしてる人がいて、そこで知った。来週末に迫ったマラソンの練習をしようと思ってたが、3連休なら一日フリーな日ができる。というわけで街歩きにでかけてみることにした。 今回も特に当ては無い。ただ中央線に乗って西に向かおうとは決めていた。吉祥寺で停まっていた中央線に乗るが「立川行き」だったため、立川で乗り換え。向かいに来た電車が「青梅行き」だったため、今回の目的地は「青梅」に決まった。 青梅駅ホームからの眺め。山

行き当たりばったりで新宿線に揺られて「一之江」まで出かけてみた【街歩き再開編】

夏場は暑すぎて街歩きどころじゃなかったのだが、ようやく歩けそうな気温になったので街歩き再開してみた。ちなみにやっぱりまだ暑かった。 再開一発目はどこにしようかと決めあぐねていたのだが、奥さんに「おすすめの街は?」と聞いたら「赤羽」というので赤羽に向かって家を出た。 最寄り井の頭線駅から渋谷乗換で行くか、明大前乗換で行くかを再び奥さんに聞いたところ「明大前」というので明大前で乗換。京王線ホームで電車を待っていたところ新宿線直通「本八幡行」の電車がやってきた。「新宿線でもいい

小雨と寒さに負けず、緑豊かな長沼公園散策と有名な「斜面御殿」を見物した話

天気予報を見たら雨が降らなそうだったので「まち歩き」をすることにしたGW初日。できるだけ遠いところに行こうと、とりあえず京王線最寄りの千歳烏山に。 下り方面の各駅停車に乗り、どこに行くかを考えた。路線図と地図を見ながら考えた結果「長沼」ってとこで降りることに決めた。平山城祉公園と北野の間の駅。ポイントは「行ったことない」「近くに川がある」「大きな公園がある」の3点。目的地も決まったので、バッグから本を取り出した。長沼駅まで40分くらいかな。だいぶ読めるぞ。電車の中での読書っ

【梅屋敷】体育館だけじゃない!活気ある商店街に飛行機の見える公園、そして友人がやってるピザ屋もあるよ!〜前編

羽田空港に行く際に京浜急行(京急)に乗る人も多いと思いますが、その際にすごい勢いで通過してしまうのが梅屋敷駅。京急蒲田駅の一つ品川寄りの、普通電車しか止まらない梅屋敷駅。今回はこの梅屋敷駅周辺を歩いてみました。 梅屋敷駅の駅名の由来は、江戸時代に薬屋を営んでいた山本久三郎という人がこの地に梅などを植えて茶屋を作ったとされ、そこから「梅屋敷」という名がついたという話。駅前を通る第一京浜を蒲田方面に少しくだったところに、現在は「聖跡蒲田梅屋敷公園」として残っています。明治天皇が

世田谷線に乗ってみたくて...(vol.2 豪徳寺参詣と上町でベトナム料理を食べ、人生初の世田谷線に乗った話)

そんなわけで豪徳寺にやってきました。初豪徳寺。けっこう観光客いました。訪日観光客のみなさんも多い。人気スポットなんですね。 豪徳寺 立派な山門ですねー。向かいの桜は満開。絶好の撮影ポイントなのでみなさん順々に撮影してました。撮影したかったので、人がいなくなる瞬間を待っていたのですが、無理でした。 ピカピカの香炉が順路をふさぐように建っています。かっこいいですね。前を歩いていたおじいさんが、香炉の線香の煙を頭にかけ、そのあと狛犬の摩尼珠を撫でてました。そういう作法が正しい

国分寺、小平探訪(地下25mで激臭とふれあい編)

恋ヶ窪駅を抜けて府中街道を北に向かって進む。交通量はけっこう多い。大きな公園やら空き地やら緑も多い。倉庫っぽい建物も多い。突然「きぬた歯科」の看板も出現する。バラエティ豊かだ。 (烏骨鶏もいた) 「そろそろ津田塾大学かな」と思ったその時、それはいきなり現れた。事前のネット調査で気になっていた「ふれあい下水道館」だ。本物の下水管に入れて、その臭いを体験することができるという「誰得?」な施設である。訪れる予定はなかった(ていうか除外してた)が、こうやって目の前に現れてしまった

国分寺、小平探訪(国分寺の首都「恋ヶ窪」を目指して編)

40年以上都民をやっているが、国分寺市にも小平市にも行ったことが無い気がする。国分寺に関しては「通過」したことはあるとは思うが、小平にいたっては、どこにあるかもわからない。両市民のみなさま、ほんと申し訳ない。そんなわけで今回は国分寺と小平に行ってみることにした。 西国分寺駅近くのラーメン屋さん吉祥寺から中央線に乗り、20分かからないくらいで西国分寺駅に到着。早速お腹が空いたので、駅近のラーメン屋に入ってみた。外装も内装もポップなお店『味噌中華そば ムタヒロ』。食べログの点数

押上〜曳舟、鐘ヶ淵、隅田川東岸を歩いてみた(隅田川「防災団地と夕暮れの浅草」編)

鐘ヶ淵で行ったみたかった場所がある。「防災団地」「防壁団地」「長城」などいろな言われ方をしている『白髭東アパート』だ。団地マニアならば一度は耳にしたことがあるかもしれない。長さ1キロに渡って累々と築かれた長城。それが白髭東アパート(団地)。 白髭防災団地 1キロに渡って壁のように建っているこの団地。Wikipediaにも「災害時に巨大な防火壁となる変形構造を持つ都営白鬚東アパート(防災団地)」と書かれている通り、建物のところどころに仕掛けがあり、いざという時にはその仕掛け

押上〜曳舟、鐘ヶ淵、隅田川東岸を歩いてみた(曳舟・東向島・鐘ヶ淵「荷風の記憶を探して」編)

旧知の人との再会は良いものだ。「また来ます」と押上猫庫を後にし、気分良く散策を再開した。次の目的地は「曳舟」。押上猫庫で「これから曳舟の方に歩いていく」と言ったらSさんが「曳舟は最近すごく発展してるよ。都会だよ」と。僕の中の曳舟のイメージは、下町の雑然とした、ちょっとディープなエリアだったので「都会」と言われても困惑する。困惑しながら歩いていたが、やがて目の前に姿を現した曳舟駅周辺は「都会」だった。 曳舟曳舟駅近くには新しそうなマンションが何本も建ち並び、子供連れの若い夫婦

押上〜曳舟、鐘ヶ淵、隅田川東岸を歩いてみた(押上「かつてのバイト同僚との再会」編)

27歳まで住んでいた街に唯一あった電車「都営浅草線」。旅の始まりは必ず都営浅草線だった。旅だけじゃない。学校も仕事もそうだ。嬉しい気分の時もあれば、辛い気分の時もあった。都営浅草線には様々な想いが詰まってる。そんな都営浅草線の始発駅が僕の最寄り駅だった。そしてその電車の終着駅は「押上」だった(押上の人にとっては僕の最寄り駅「西馬込」が終着駅だろうけど)。 「昔から名前は知っていたけど一度も行ったことのない街」押上に何となく行ってみたくなった。僕が今住んでいる井の頭線からは渋