見出し画像

バイクで千葉一周してきた その4(終)

前回までのあらすじ。シャチがかわいかった。

いよいよ星を撮る。

暗闇怖い

7月22日午前1時。起床。

寝ぼけ眼をこすりなんとか起きる。つい1時間半前までもののけ姫を見ていたんだからぶっちゃけ殆ど眠れていない。

カメラと三脚を担ぐ。撮影スポットまで徒歩で行くか、バイクで行くかちょっと迷ったけどこんな寝ぼけた頭で事故ったら大変だし、そもそもバイクでの三脚の運搬が意外と煩わしいから歩いていく。

うーーーむ。やっぱ星が綺麗だ。
日中買っておいたお菓子とお茶を摂りながら目的地へ向かう。


さて。
星を撮るためには暗いことが理想。
だが。
暗い場所というのは怖いものだ。

オバケも怖いし、そうじゃないにしても例えばヤクザの裏取引の現場に鉢合わせてしまうんじゃないか、、、なーんて考えてしまう。


朝の散歩で見つけた灯台下の公園に向かうと。

人の声がする。。。。。ガチ怖い。


だが。よーく耳を澄ませてみると何の事はない。観光客5,6人の集団だ。一気に安堵。

おれ「こんばんは。いい天気ですね。ぼくもここで写真撮っていいですか」
観光客「どうぞどうぞ。」


その集団のひとりがカメラに興味があるらしく、「星を撮るにはどんな設定(ISOとかF値とか)にしてるんですか?」みたいな会話ができた。

その集団は1時間くらいで帰っちゃったんだけど、マジで暗闇の中で他に人がいることが心強かった。


いよいよ星を撮る

ついに今回の旅の主目的、星を撮る。色々と試行錯誤してみて思ったことが。

●ソフトフィルターは必須
●光害カットフィルターは無くてもいい(ケラレ防止)
●灯台の光は気にならない(それより露光時間稼ぎたい)
●でもできるだけ岩陰にカメラ設置し光害避け

で撮った写真がこんな感じ

天の川と夏の大三角

天の川と夏の大三角がいい感じに撮れた。
ちなみに設定は
F4、ISO3200、焦点距離13mm


あともう一個撮りたい天体があって。
プレアデス星団っていうんだけど。シュバアアアアア

非常に小さい天体だから望遠レンズに付け替えて。
ファインダーを覗き込んでも何も見えないから試し撮りして位置を調整して。

。。。。

焦点距離300mm, 露光10secで動く


像が動く。天体は動く。
1時間で15度、10秒では2.5分(1分は1/60度)。

焦点距離300mmのレンズ(35mm判換算だと500mmくらい)での画角は5度=300分くらいらしい。 https://35mm換算.com/lens/

たしかに300分のうちの2.5分くらいは像が動いている気がする。

やっぱり赤道儀などがないとだめか。

一応PENTAXにはアストロトレーサーというGPSユニットがあり、それで天体の自動追尾をしてくれる。はずなんだ。

アストロトレーサー

でもその時おれはキャリブレーションが何度やっても上手くいかずそのまま撮った。そのままやった結果、自動追尾に失敗した。うーむ。


そんなこんなしている内に、空がだんだん白けてくる。星を撮っているうちに朝になってしまった。仕方ない、宿へ帰ろう。

まあ満足できる写真は撮れたからよし。

帰宅

午前6時。帰り支度をして宿を出る。

星を撮った後に宿で一度寝ることも考えたが、どうせ2,3時間くらいしか寝られないだろうと考えてそのまま帰宅することにした。

徹夜の運転は危険であることを充分に理解してはいる。

家まで一直線に帰ることを最優先にして、パーキングエリアでの休憩以外ほぼ寄り道をしなかった。

房総半島の西岸を約200km、ただ帰るためだけに走る。正直もったいない話だが、事故を防ぐ行動をとることは運転手の責任。


事故等なく午前10時くらいには自宅に着いた。

おれはベッドにダイブし、ありきたりなセリフを言う。
「やっぱ自宅が一番!」


余談1

今回さ、銚子→野島崎→千葉市 って感じでガチで千葉県の輪郭をなぞるようなルートを走ったんだよ。

んで。グーグルマップの機能で走った経路を出力できるからそれをこのブログに載せようとしたのさ。

でもそしたらおれの住んでる場所バレちゃうじゃん!


って思ってこの案は却下。。。ほんとは見せびらかしたいのに。


余談2

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?