一葉連なり景色となる。

【DOMANI・明日2020　傷ついた風景の向こうに】
宮永愛子さんの作品「景色のはじまり」

2011年の3月11日を挟んで、つくられた作品。
金木犀の剪定葉6万枚を使った
触れれば崩れてしまいそうに見える大作。
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葉脈はつながり続け、新たな景色を提示する。

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宮永さんのステートメントから。
「薄い葉脈でできた地図はベールにも似てやさしく、人と人のつながりや海と森のつながりを感じるものとなった。世界はそれぞれ独立しているわけではない。全ては繋がって柔軟なバランスのなか存在している。ー 景色はこの足元からどこまでも繋がっている。遠い景色、これから生まれる新しい景色、隣に今まであったそれぞれの見慣れた景色へも」

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私が今朝歩いてきた公園にも幾葉もの緑があり落葉がある。
その葉脈がこの作品に連なっているとすれば、
私の歩いた時間はこの美しさに包まれていることになるのだろうか。

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