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2021年7〜10月 bandcamp まとめ

前回bandcampの記事を書いてから5ヶ月が過ぎました。その間に4枚のアルバムとシングル1曲リリースしたので、まとめて紹介します。アルバムは全部名義が違っていて、4作中3作がライブ盤。ライブが思うようにできない今だからこそ、自分でもライブ音源を聴きたい気分なのです。

*そもそもbandcampって何?という方はこちら↓ を


7/5リリース:
birds go modern ( B​.​G​.​M​.​) / HAAS a.k.a. Hiroshi Takano

6月に写真をテーマにしたトークとミニライブの配信があって、その時せっかくなのでBGMを作ろうと思い立ち、一筆書きのように作ったインスト集。以前から、インストや実験的な曲を発表する時は「高野寛」ではなく「HAAS a.k.a. Hiroshi Takano」名義を使っています。トークのBGMであり、全編鳥の声をサンプリングして作っているのでこのタイトルに。


8/6リリース:
LIVE 2004 / 高野寛

2004年に収録された、バンド編成のライブ音源。ベスト盤「相変わらずさ」発売記念ツアーの最終日、渋谷AXでのライブから。おそらく30代最後のソロツアーの記録。今聴くと、若いですね(笑)購入特典のデジタルブックレットには、ベスト盤発売時にCDのブックレット用に描き下ろして結局使われなかったイラストがフィーチャーされています。


9/3リリース:
RARE (session 1993) / 高野寛 & THE MIX

1993年のリハーサルを録音したカセットテープから起こしたスタジオライブ。音質は決して良いわけではないけれど、ライブに目覚めた当時(20代最後)の熱量が伝わる生々しい演奏。この時代のライブ音源や映像は残っていないので、貴重な記録でもあります。


10/1リリース:
tour 2003 "film, silence" / Nathalie Wise

ナタリーワイズの2ndアルバム発売後のツアーの録音から。当時ライブ会場限定CDとして発売されていたアルバムをデジタル・リマスターした作品。購入特典として、2002年のイベントでの未公開動画も。ライブを重ねて波に乗っている雰囲気が伝わる、自由な演奏。


10/1リリース:
play ▶ (再生) / 高野寛

サウンド&レコーディングマガジン40周年記念号のために書き下ろした曲。「往年の名機を使って2021年に録音」という命題のもと、1970年代末に発売されたカセットMTRという機材を使ってこの夏に録音した曲。僕自身も宅録生活40周年、さまざまな思いはここ↓で。

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2021年の東京は10月上旬現在、9割方の日々が緊急事態宣言下という息苦しい毎日が続いて、10月の今、久しぶりに少し深呼吸ができる気持ちになっています。今年に入って少しずつ、少しずつライブシーンも戻ってきつつあって、僕も何度かステージには立てたけれど、延期・中止や急遽無観客に変更になることもあって、もどかしさも続いています。

そんな日々の中で、bandcampで毎月リリースを続けて熱いリアクションを貰えることは、自分にとって大きなモチベーションになっています。 今年はライブ盤とインスト作品が続いたので、そろそろ新曲を作りたいところ、あとは時間との戦い。

bandcamp fridayは公式アナウンスによれば2021年いっぱい、あとは11月と12月の2回を残すのみ。
最後まで続けます!


この「サポート」は、いわゆる「投げ銭」です。 高野寛のnoteや音楽を気に入ってくれた方、よろしければ。 沢山のサポート、いつもありがとうございます。