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【スキーオフトレ】♯01オフトレ成功に向けた設計図

筋トレ/ストレッチ/体幹トレ/ピスラボ・・・何からすれば良いのか?
スキーオフトレ成功に向けて、パフォーマンスアップの基本について紹介します。

⒈全体像を捉えピラミッドを作る

スキー技術上達に必要なことをグループ化しピラミッドの構図にしました↓↓

ピラミッドの一番の土台は各関節の可動性・安定性です。
そして、それらを統合して『姿勢・動作をコントロールする能力』が特にスキーヤーには大切です。
次に持久力や筋力/パワーなどの体力が乗ります。
そして一番上にスキー技術です。

最初のピラミッドと比べコチラのピラミッドは土台となる姿勢・動作、体力が小さい為、技術を大きくすることは難しくなります。
土台となる姿勢・動作、体力を大きくしておくことで、技術は伸びやすくなります。
ここで注意したいのが、土台の姿勢・動作、体力を高めてもスキーは上達しないという事です。
直接結果には結びつきませんが、上手くなる為の伸びしろ(可能性)は広がります。

⒉車のレースを例にピラミッドを考える


車を例にすると想像しやすいです。
レースで勝つ為には、
<姿勢・動作>車軸が歪んでなく曲がりたい方向に思い通りに曲がれる。
<体力>馬力がある。
<技術>ドライバーの運転テクニック。
が必要です。

上記のピラミッドの様に、いくら馬力(体力)があって運転技術(技術)があっても車軸が歪んでる車(姿勢・動作)では、最大限のperformanceは発揮できません。また事故のリスクも高まります

いかかがですか?
ピラミッドの土台(オフトレの基礎)は『姿勢・動作』になりそうですよね!!

⒊姿勢・動作をコントロールする能力が1s tステップ

スタート前のウォームアップの様子です。
この姿勢・動作はヒト本来あるべき背骨・骨盤の位置ではないです。
偏りが生じている状態です。

偏りは姿勢・動作の乱れに繋がります。
重心コントロールが難しく、スキーへの荷重やポジションは乱れやすくなります。
また、特定部位にストレスがかかることで腰痛などの原因となります。
先ほどの車の例の様に、体力や技術のみ追い求めてしまい、土台となる機能的な姿勢・動作が十分でなければ、パフォーマンスアップはおろか怪我に繋がる可能性さえあります。

⒋スキーオフトレの設計図

土台となる『姿勢・動作をコントロールする能力』を身につけることがオフトレ最優先課題となります。
ヒト本来あるべき姿勢・動作を保ち向上させながら体力を高め練習する。
オフトレ成功への設計図はシンプルです!!

時間の使い方や目標とするカテゴリーによって上記の姿勢・動作、体力、技術の比重は変わってきます。

・スキー歴5年。1級に受かりたい。年間滑走日が16日間(12月〜3月隔週の土日)。オフトレは1日/週。
の方は体力よりもスキー技術を高めた方が近道です。
・スキー歴15年。インターハイで優勝。年間滑走日が60日間。オフトレは6日/週。
の方は体力の向上は必須です。

情報が溢れ、メソッドに振り回されやすい昨今。

先ずはヒト本来あるべき姿勢・動作を取り戻すことから始めましょう!!

急がば回れ。それがパフォーマンスアップの最善の近道です。

これからスキーオフトレを成功させる為の理論と実践をnoteに紹介していきます。

フィジカルコーチ 大野高峰
ジュニア〜シニアスキーヤー/スキービギナー〜全国大会入賞などの競技スキーヤーやナショナルデモをグループ指導やパーソナル指導する中で私が経験し勉強してきたことをお伝えできたら幸いです。

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日々の活動で考え、感じたことを共有します!! 大学や高校の部活動にてフィジカルコーチ(トレーナー)として活動しています。都内のジムでパーソナルトレーニングの指導も行ってます。特にスキー選手を指導する機会が多く、私自身も元アルペンレーサーです。