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Negicco入籍発表にみるアイドル新時代

アイドルグループ「Negicco」(ねぎっこ)のNao☆さんがファンクラブ向けメールや自身のツイッターで4月に入籍することを発表しました。これからも活動を継続します。
最近でも人気絶頂の嵐が突然、活動休止を発表するなど、アイドル業界も本当に新しい時代に入ったのだな、と痛感します。Nao☆さんには、ぜひ女性アイドルが結婚しても続けられる職場になるロールモデルを作ってほしいと思います。

Negiccoは新潟のご当地アイドルとして2003年に活動を開始しました。ちょうど私が新潟支局で記者をやっていた頃です。今や人気や知名度は全国区、日本に1000以上あるとされるご当地アイドルの星です。
現役アイドルの結婚発表は異例ですが、結婚してもアイドルを続けている人はいます。郷ひろみさんや松田聖子さんのようなアイドル的な人気を保ち続ける大スターもいます。これまでの常識が通用しないニュースが毎日のように出てくる時代です。こうしたこともなにもおかしくない。

これまで女性アイドルの恋愛、結婚の場面で問題になってきたのが、アイドルの疑似恋愛商法との関係です。2000年代からのアイドルで目立つのはファンを擬似恋愛の対象とするビジネスモデルです。だから、恋愛禁止というルールが必要になる。恋愛が発覚するとファンやメンバーに対する背信行為的な受け止められてしまいます。
Negiccoの場合はツイッターをみても祝福する声であふれています。ヲタク業界でアイドルに本気で恋愛することを「ガチ恋」といいますが、Negiccoではそんな人は少数派でしょう。ライブやイベントに家族連れで参加するファンも多く、ファンとメンバーは家族的なイメージです。ステージでメンバーがキラキラ輝いていればファンは幸せ。それがファンの喜びでしょう。

Negiccoの活動年数は16年目に入り、人気のレベル感から言ってもおそらく日本で一番息の長いアイドルでしょう。そんな常識破りのNegiccoにはアイドルの新しい形を切り開いてほしい。疑似恋愛商法でなくてもファンとのエンゲージメントは強固です。
今回のケースを契機にアイドルビジネスも大きく変わっていくのでしょう。
Nao☆さん、末永くお幸せに。Negicco人気が一段と高まるのを願っています

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