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虚無感。

「朝まで生テレビ」に出演させていただいた。1月1日、実に5時間を超える生放送。普段、政治を話すと煙たがられるから、私にとって討論番組は、数少ない「居場所」だ。政治について熱く語り、自分の意見を言うことを良しとされ、それが仕事として成立するなんて、ありがたいですよね。「生意気」「意識高い系」「面倒臭いやつ」が唯一輝く瞬間。趣味が仕事になるってこういうことなんですね。そして、日常生活が、いかに窮屈なのかと思う。しかし、結果……。語り足りなかった。もっともっと語りたかった。

 https://www.youtube.com/watch?v=vbVvi0zND9w&t=255s

 語り足りなかったことを喋りました。番組を見逃してしまった方も、ぜひご覧下さい。普段は、ニュースを解説する、選挙に行こうという授業を学校でしているので、自分の政治的意見は一切、言わないようにしております。ですが、今回は自分がどう考えているか、踏み込んで発言しました。こういうことをすると、必ず「こんな思想がある人に授業をさせていいのか」という批判がきますが、学校現場では政治的な意見を一切言っていません。その点はご了承下さい。
 皇位継承、表現の自由(あいちトリエンナーレ)、桜を見る会、日中戦争、シルバー民主主義などについて話しました。

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 朝生に久しぶりに出た感想としては…。行き場のない議論に、とてつもない「虚無感」をおぼえました。もちろん、うまく入り込めなかった自分がいけないのですが、今後自分のスキルや知識が磨きかかって、どんどん入れるようになったとしても、日本が少しよくなる手応えとかあるのかなぁと漠然と考えてしまいました。「テレビ」が世の中の全部を解決できる訳では、もちろんありません。でも、先日の私の姿を見て、同世代の若い子が当事者意識を持てるのか、疑問に持ちました。もちろん、タブーとされがちな問題を正面から向き合う番組は重要です。この番組に求めすぎなのかもしれません。でも、建設的な議論や結論を出したり、若い子に届くフックを作らないといけないと感じました。そして、それは、今のテレビじゃ、どこにおいても、もう限界じゃないのかなと思ってしまったりもしました。まず、若い子はテレビをあまり見ていないというスタート地点から立つので、民放の場合はスポンサーを意識すると難しいですもんね…。

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 朝生は、お正月に本当にすごいなと思います。番組やスタッフさんへの敬意はめちゃくちゃあります。しかし、自分のやりたいことはテレビでやるのは相当な時間がかかる。じゃあ YouTubeなどで、どんどんトライ&エラーでやっていくべきなのかもしれないと強く思いました。

 また、政治を語ることの難しさも感じました。昔、事務所から無理やり政治キャラにさせられた疑惑のあるタレントさんが、政治的発言で炎上してしまい、そこから発言がかなりマイルドになり、悩んでいらっしゃると風の噂で聞いたことがあります。

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 私は今回の出演にあたり、いくつかの覚悟と、ここまでの意見やスタンスをとって、それでも炎上したら、仕方のないことだという腹のくくりかたをしました。炎上にもいい炎上と悪い炎上があります。批判コメントがたくさん来たから炎上ではありません。意見と意見がぶつかりあうことは、素晴らしいことだと思います。もちろんフェイクニュースや差別はしてはなりません。でも、それを大手芸能事務所に所属していたら、炎上の種別を分けたり、あとは腹を本人がくくれるかなど中々難しい問題があると思います。私が自分で起業し、株式会社 笑下村塾を創ったからできているのかもしれません。

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 今回出たことで踏み込んだ発言をしたので、いろいろ関係各所ご迷惑をおかけしていないか不安です。ですが、あの発言でダメになる関係性のところなら、もはや今後一生のパートナーにはなり得ないだろうなと思う次第です。これで失う仕事があるかー。きっとないと信じています。
 
 そして、芸能人に高度に求められる「テレビ出演と政治的発言のバランスの取り方」。これをニュース番組のキャスターをされている「ふかわりょう」さんにお伺いしたいと思います。

ふかわ_アートボード 1

 バラエティ番組では、いじられているにも関わらず MXテレビ「5時に夢中」やabema primeで MCをされるなどご活躍はすごいです。ニュース番組をやる際に、同じことを繰り返す( =問題が解決されない)ような虚無感は感じられないか、今まで圧力などにあったことがあるのか、政治的発言をどのぐらいセーブしているのか、ニュースや政治をお伝えする際に気をつけていることは何かなどをお伺いしながら、私のプロデュースをしていただきたいと思っています。一度、私が高校生の時、養成所ワタナベコメディスクールに通っていた際、ふかわさんにお話をお伺いしたことがあるんです。その時に、養成所生に対するアドバイスが的を射ており感動しました。そして、本件は詳しくお伺いしたことがないのですが、ふかわさんには絶対「哲学」があると思うので、それを聞き出したいと思います。

 また、田村淳さんとは、そんなタブー視される政治をどのように芸能人が盛り上げればいいか議論し、せやろがいおじさんとは、誰も傷つけない社会の斬り方をお話したいと思います。淳さんこ公演は、残りチケット3枚ぐらいですので、お早めにご予約下さい。

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 池上彰さん、立川志の輔さんの公演は完売しております。ご了承下さい。
  桜を見る会など公文書管理の問題、選挙の投票率のこと、メディアのあり方などの社会風刺ネタ45分も行います。この何もいいにくい空気感、表現の自由が脅かされつつある現代に一石投じたいと思い、タイトルは「検閲上等」にしました。ぜひご覧くださいませ。

●第12回たかまつなな単独ライブ「検閲上等」
https://takamatsunana12.peatix.com/view

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 そして、今回感じた虚無感。若者にむけた政治やニュース番組、知的好奇心を満たす番組を作ることは、まずは、私たかまつななチャンネルにて、やっていきます。

https://www.youtube.com/user/takamatsuch

 チャンネル登録者層で一番多いのが、10代、次が20代と理想の状態までこれました。若者に届けるためには、自らの居場所を若者の環境にするプラットフォームを変えることが必要なのかもしれません。

 早速、YouTube撮影のために弾丸で沖縄にきています。沖縄でこれ撮影してほしいというのがあれば、追加でいけたらまわってきますので、ぜひ教えてくださいませ!2020年、チャンネル登録者数50万人目指して頑張ります!応援してくださいませー!

 

 


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