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#42 【講演会レポート】JAL奇跡の再建~全社員の力を活かす~(講師:森田直行様)

みなさん、こんにちは。
先日、4/10(月)に行われたタカマツハウスグループ2社(タカマツハウス・ミブコーポレーション)の合同講演会の様子をお届けいたします。

今回の講演会では、2010年に経営破綻したJALグループの再建に参画した森田直行様を講師としてお迎えし、奇跡の再建を起こした改革について貴重なお話を伺いました。

【会場風景】

【プロフィールのご紹介(森田直行先生)】

【講師:森田直行先生】

名前:森田 直行(福岡県出身)
職業:株式会社NTMC代表取締役社長

1967年:京都セラミック(現・京セラ)に入社。アメーバ経営の仕組みと情報システムの確立・推進を担当。
1995年:社内ベンチャーとして立ち上げた事業をベースに京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)を設立、代表取締社長に就任。
2006年:京セラ株式会社代表取締役副会長に就任。同年、KCCSのコンサルティング部門を分社化し、KCCマネジメントコンサルティング株式会社(KCMC)を設立、代表取締役社長に就任。
2010年:経営破綻したJALグループの再建に参画。
日本航空株式会社副社長執行役員として稲盛和夫京セラ名誉会長とともに部門別採算制度の導入により経営改革を実行、再建に貢献。
2011年:KCMC代表取締役会長、KCCSモバイルエンジニアリング株式会社代表取締役会長に就任。
2012年:中国に京瓷阿美巴管理顧問(上海)有限公司を設立、董事長に就任。
2015年~:現職。
著書『稼ぐ会社の「課長心得12カ条」』(幻冬舎)、『全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書』(日経BP)、『社員全員が「稼ぎ頭」になるニューチームマネジメント』(サンライズパブリッシング)。

【講演会】

◆フィロソフィーによる意識改革

経営改革をするにあたり、フィロソフィー(=企業理念と仕事や人生に対する考え方)による意識改革を行ったとのお話がありました。社員一人一人がフィロソフィーをもとに経営に対して意識を向けることで、自立的に働きかける意識の向上や組織全体の活性化に繋がるのではないでしょうか。実際に写真が議論を重ねて生み出し、朝礼での朗読や勉強会・研修会なども開催され浸透を図っているとか。タカマツハウスの企業理念も実際に社員にアンケートを実施して策定いたしました。ぜひ策定の歴史もご覧ください!

◆部門別採算制度の構築

JAL再建の一年目は、①組織変更②スピーディな数字の把握をテーマに取り組むことを課題とし、利益に責任をもつ組織をどこにするのかを決定。二年目は、そんな利益を意識した社員一人ひとりが自発的にコストダウンや機材の変更、海外派遣(出稼ぎ)等の行動を行うことで、かつてなきも笑いもしない組織から、部門別採算で生きている会社に
「二ヶ月後試合結果を伝えられ、実は勝っていたといわれてもモチベーションは上がらない。全員でその日の結果に一喜一憂する方がチームに活気が出る」と元会長の大西氏がおっしゃっていたそうですが、規模が大きくなればなるほど、人数の多い団体戦では自分自身が貢献できたかどうか分かりません。タカマツハウスが大事にしている「チームで取り組むこと」の意識によって、自身の存在意義に対しての意識が高まるのではないでしょうか。会社という組織の中で、全員が利益に責任を持つことの大切さや、全員が収支に携わる環境に身を置くことで、意識や行動の向上に繋がることを学びました。

【講演会の様子】

◆ベクトル合わせ

「仕事の結果・人生の結果=考え方×能力×熱意」
ベクトルの方向性が非常に重要だというお話がありました。チームメンバーのベクトルを合わせるだけでなく、チームリーダー同士のベクトル合わせの重要性も学べたのではないでしょうか。ベクトルの方向性を揃えて集団エネルギー(合力)を最大化するためにはコミュニケーションが欠かせません。日頃から藤原社長がおっしゃっておりますが、コミュニケーションを通してベクトルを合わせ、互いの信頼関係と組織の総合力を高めていきましょう!

【藤原社長と森田先生】

【さいごに】

ドラマを見ているかのような壮大なストーリーでした。日本航空という大企業の再建は、決して簡単な道ではないはずです。会社という組織の中で、自分自身がいかに利益に対しての責任を持ち行動できるかの重要性を学びました。全員が経営者としての心を持ち、今後も邁進していきましょう!



【お問い合わせ】
この記事は、タカマツハウスの馬場が担当させていただいております。
読者の皆さまの中で、タカマツハウスをもっと知りたい方、また、タカマツハウスで働きたい!という方がいらっしゃいましたら、以下のメールアドレスまでお送りください。内容に応じて担当者がお返事させていただきます!th.saiyo@takamatsu-house.co.jp

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