アプリ初回起動からのアンインストール率が27%減少した理由を考察してみる
「図書館貸出検索」という現在地周辺の図書館から借りたい本を検索できるアプリの運営・開発しています。
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7月と8月を比べるとアプリをインストールした日に、アプリをアンインストールする率が、約27%減少しました。なぜ減少したのか考察してみようと思います。
仮説
なぜアンインストール率が下がったのか?考えてみます。「図書館貸出検索」は図書館にある本を探すアプリです。なのでアプリをインストールした次にユーザーが行う行動は本を検索するです。アプリ初回インストール後に「本を検索する事ができる」という体験をしたユーザーの数が多かったのではないか?と思いました。
そこで、7月と8月のアプリを初回アプリインストール後に「本検索ページ」にどれぐらい遷移しているのか見てみました。
本検索ページの閲覧数の比較
なんと7月と比べて8月は約42%も増加していました。初回アプリインストール後に「本を検索する」という行動を行ってくれるユーザーさんが増えたようです。では、なぜ「本を検索する」という行動が増えたのか?深ぼってみます。
本を検索するという行動が増えた理由
ホーム画面から本検索ページへ遷移する方法は2つしかありません。一つは「キーワードを入力してください」と書かれているテキストフィールドです。もう一つは、ホーム画面右下のフローティングアクションボタンです。
ホーム画面上のテキストフィールドに気づかなくても、フローティングアクションボタンには気が付きフローティングアクションボタンをタップするユーザーの数が、増えたのではないかと思いました。
また、フローティングアクションボタンは片手でスマホを持った時、親指が届く範囲に設置されています。タップしやすいという点でもテキストフィールドよりもタップされるのではないかと思います。
そこで、フローティングアクションボタンのタップ率が向上しているのかどうか見てみました。
フローティングアクションボタンのタップ率の比較
11%から29%に増加していました。アプリをインストールしてフローティングアクションボタン経由で本検索に遷移するユーザーの割合が約2倍になっている事が分かりました。
まとめ
今回はアプリ初回起動からのアンインストール率が27%減少した原因を調べて見ました。仮説は、「本を検索できる」という体験をアプリインストール直後に行うユーザーの数が増加したのではないか?というものでした。
調べてみた結果、どうやらその仮説は正しそうでアプリ初回起動時に本検索ページに遷移する率が向上している事が分かりました。
アプリ初回起動時にどんな体験をユーザーにしてもらって価値を感じてもうか?というのをしっかり考えていくことが大事である事を学びました。
図書館の貸出検索をもっと便利に行いたい!と思っている方は一度ぜひ使ってみてください。ご意見・ご要望いつでもお待ちしております。
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