見出し画像

実家への御礼は現金じゃなくプレゼントがいいよっていう当たり前の話

▼こちらのツイートをご覧ください。


タイトル通り…そんなこと当たり前じゃん!
という内容ですが、
今回はこのツイートについて
深掘りしたいと思います。

親への感謝

我が家はぼくの実家までの距離が近いため、
週末のたびに子どもを連れて遊びに行ってます。

ぼくの親にとって孫はやはりかわいいらしく、
よく面倒をみてくれてます。

さらにお米も定期的に貰っていたりなど、
いろいろと助かってます。

毎回のことで貰ってばっかりも申し訳ないと思い、
なにかお返しを考えていましたが、
しっくりくるものがなく困っていました。

というのも、
親が他の人からの貰い物など、
消費しきれなかったり、
逆に困っている姿も見ていたので、
物じゃなくて現金のほうがいいのでは?
なんて考えていました。

でも現金で渡すのも何か違うような気がする…

そんなことを考えているときに
予想どおりに不合理』を読んでいて、

これだ!

と思う部分がありました。

プレゼントのかわりに現金をわたすほうが経済効率がいいことはわかっていても、この合理的なアドバイスに従う人はあまりいないだろう。そんなことをしても、家に呼んでくれた人に好感を持ってもらえないとわかりきっているからだ。

まさにぼくがやろうとしていたこと…

なぜお礼の気持ちを
現金でお返しするのがいけないのか、

そんなことが行動経済学の観点から
解説されていました。

現金ではなく、プレゼントを!

本書にはぼくが感じていた「何か違う」
行動経済学の社会規範と市場規範として
説明されていました。

社会規範とは友だち同士の頼みごとのような、
すぐにお返しをする必要のないような世界。

一方の市場規範は
支払った分に見合うものが手に入るという世界。

そんなふたつの世界に我々は住んでいるけど、
社会規範に市場規範を持ち込むと
人間関係を損ねることがわかっている…


ざっくりいうと、
友だちの頼みごとのような社会規範に
お金を持ち込むとうまくいかないよ、

というもの。

例えば、
友だちに引っ越しの手伝いをお願いするときに、
1万円出すから手伝って欲しい
とお願いするのは良くない。

お金を貰ったから仕方なく手伝うか…
俺の労働の対価は1万円か…
など意図しなかった方に意識がいってしまう。


それよりも手伝ってくれたお礼に
食事をご馳走するほうが、
人間関係がうまくいく。

本書ではこういう事例が
いくつかの実験で行われていました。

冒頭に引用したように以下がわかりやすい例。

楽しい感謝祭のディナーに謝礼を払うと申しでたが最後、義母は何年ものあいだそのできごとを根にもつだろう。

このように自分のモヤモヤが言語化されていて
スッキリすると共に
危なかったー
と胸を撫で下ろしました。


ということで、
ご両親への感謝の気持ちは現金ではなく
プレゼントにしましょう。
という話でした。


最近はLINEギフトを覚えたので
フル活用しています。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?