好決算!AFFIRM($AFRM)の解説
こんこんにちはー!
今週は、木曜にあったアファームの第4四半期決算について見ていきましょう。皆さんも既にご存知かもしれませんが、好決算の結果から金曜の株価上昇もすごかったです、二週連続+30%以上!
第4四半期決算
さて、まず初めに前回の決算発表で出した会社ガイダンスが下記になります。(先週の記事)
今四半期の結果は:
①GMV(Gross Merchandise Volume=流通取引総額)は $2.5bil、前年同期比106%。ガイダンスを大きく上回る;
②Revenue(売上)は$262mil、前年同期比71%。こちらもガイダンスを大きく上回る;
GMV・売上上昇の要因として目立つのが店舗数とユーザー数の大きな上昇!コールの中でもアファームのブランド認知度が急上昇しているとのコメントがありました。また、詳細は出なかったですが、アマゾン提携のような他のB2Bも現在交渉中とのことです!
③Transaction Cost(取引費用=借入損失、信用引当金、調達コスト、手数料)は$114mil、GMV比4.6%;
④Revenue Less Transaction Costs(売上ー取引費用)は$148mil、GMV比5.9%;
⑤Adjusted Operating Loss(Non-GAAP、調整後営業損益)は$14mil、GMV比5%;
⑥ガイダンスの表にはないですが、EPSは予想を下回る$-0.48でした。しかし、これでも市場の反応が良かったのは、費用の一部がIPOをしたことによる一時的な費用であったことと、EPSの不安を一切かき消すくらいの売上等その他の数字の強さでした。
来期のガイダンス
では、ワクワクの来期ガイダンス!!上昇具合がわかりやすいように今年の通年結果を並べてみていきましょう。
上記から、例えばGMVを見ると、21年は80%の上昇だったのが、22年は54%と少し鈍化しているように見えます。しかし!ここで重要なのが、実は今回のガイダンスはまだアマゾンとの提携を含む前だからです!(決算発表にも”Expects Fiscal Year 2022 GMV Growth of At Least 50%, or 70% Excluding Peloton, Prior to Any Benefit from the Recently Announced Amazon Partnership”と記載されてます。)この上に、さらにさらに凄いのが、(何かテレビショッピングの話し方みたいですよね。笑)アファームのCEOマックスが非常に熱心に話していた、新しくローンチするAffirm Debt+も今回のガイダンスには未だ織り込む前とのことなのです。なので、まだまだ大きなupside surpriseが期待できるとのことです。
今回の決算コールで印象に残ったのが、マックスの今後のBNPL市場への展望です。彼のビジョンとしては、「クレジットカード業界に完全な改革を起こし、消費者のコントロールパワーを増強させる」ことであり、今月下旬に発表されるAffirm Debt+もこれを実現させるための次の一歩ということです。投資家に向けて、9月28日新し商品のローンチイベントが開催されます。
また、マックスから繰り返し聞くのがフレーズが"there's no fine print"と"complete transparency in everything we do"です。これは、アメリカ市場では特に、クレジットカード債務で苦しむことが多い中、クレジットカード業界は消費者に気付かれないよう膨大な手数料を請求し、非常にブラックなイメージが強いからです。これを完全に脱却し、消費者がきちんと理解し、隠れ手数料もなく購入できるパワーを与えたいのです。もちろんアファームもビジネスですし、儲けることが重要なのですが、マックスは素敵なビジョンを掲げています。
以上、今週はアファームの決算内容についてでした!
今後も乞うご期待の会社ですね♫
では、素敵な日曜をお過ごしください!